観光や移住先に大人気の北海道。市街地を少し抜ければ、ぐるっと見渡せる景色の上に青い空が広がっています。ですが、いざ住むとなると「家賃ってどのくらい?」「仕事はあるの?」と不安なこともたくさんありますよね。今回は、北海道移住するための情報サイト一覧【2024】と題してお贈りします。
移住するなら、まずは情報収集!
東西南北に広い北海道は、名産品や土地の雰囲気、気候がそれぞれ違います。移住にしても「北海道」ひとくくりでは、リアルな情報は拾いきれません。今回は、実際に移住した方の深い体験談や移住後の生活を支えてくれる情報サイトをピックアップしました。北海道の「今」が知りたいときにぜひ活用してみてください。
まずは、地域ごとの特色や住まいに関する情報をチェックしましょう。各地で移住者を歓迎する仕組みや情報収集にぴったりなイベントが数多く行われています。北海道全域を深掘りできるのは次の3つです。
北海道のすゝめは、北海道各地にいるコーディネーターが運営しているイベント団体です。開催しているイベントは、「移住者のリアルトーク」「移住するときの注意点」など、移住の不安を解消し、移住後の生活イメージを具体的に持たせてくれるようなものばかりです。
地元の方ではなく移住者を中心に運営しているので、小規模イベントならではのアットホーム感も合わさり、「ここだけの話」が期待できます。オンラインで参加できるイベントも開催していますので、気になる市町村の情報をチェックしてみてくださいね。
北海道空き家情報バンクは、住んでいない家を有効活用し、移住者や定住者を増やすことを目的とした北海道の取り組みです。
移住を考えるときにまず気になるのは「住まい」ではないでしょうか。観光ならホテル住まいでもよいですが、知らない土地でしっかりと根を下ろすには拠点となる場所が必要です。北海道空き家情報バンクには、道内にある住む人のいない家や土地がたくさん登録されています。そのまま住むのはもちろん、リフォームを行って自分好みの家にするのもよいでしょう。
移住には引っ越しや当面の生活費など思った以上の支出がかかる場合があります。北海道には住宅の購入やリフォームに対して補助を行っている市町村もあるので、本腰を据えて移住を考えている方は住居費をコストダウンできるか検討してみましょう。
北海道コンカツ情報コンシェルは、移住と婚活を同時に叶えるイベントを開催している団体です。「のんびりと自然あふれる環境で結婚生活を送りたい」と思っている方にぴったりの婚活イベントを活発に行っています。
婚活のアドバイスだけでなく、移住に関する相談もできるので、地域の特色やイベント詳細をしっかり把握してからイベントに参加できるのが魅力です。現地ツアーは実際に自分で足を運ぶので、体験をもとに移住について考えられます。婚活を楽しみながら道内の移住についても考えている方におすすめです。
移住で不安に思うことのひとつが、見知らぬ土地での仕事探しです。大手の求人サイトはたくさんありますが、その土地に特化した求人サイトなら、平均的な給与や職種の傾向も見えてきます。北海道で仕事を探している方に、5つのおすすめサイトをご紹介します。
北海道で暮らそうは、移住者に向けて北海道での暮らしを紹介し、就職や住居に関するサポートを行っているポータルサイトです。一般企業の求人紹介はもちろん、農業や林業、漁業など、北海道の自然と恵みを感じられる一次産業で働きたい方へ、仕事に就くまでの流れや給付金の紹介もしています。
エリア別に暮らしぶりを紹介しているので、降雪量や気温の違いなど、地域ごとの特徴を知りたい場合にも便利です。「北海道の基本情報を知りたい」「どんな仕事があるのか知りたい」といった、移住について考える最初の一歩にいかがでしょうか。
ワーケーションとは、「work(仕事)」と「vacation(休暇)」が合わさった造語です。好きな場所で仕事ができるワーケーションは社員の満足感が高く、生産性が高まるといわれています。広い大地と豊かな自然に囲まれている北海道は、まさにワーケーション環境にぴったり。
北海道型ワーケーションのサイトでは、働き手を求める企業と、日常とは違った雰囲気のなかで生き生きと働きたい人を結ぶ求人サイトです。地域や人と繋がりながら、その地域ならではの暮らし方を体験する新しい働き方が叶います。北海道のワーケーションに興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
東京圏から北海道に移住する方は、いくつかの要件を満たすと転入先の市町村から移住支援金がもらえます。単身世帯は60万円、世帯での移住は100万円と支給金額が大きいため、条件に合う方はぜひ利用してほしい制度です。
要件のひとつが、今回ご紹介するマッチングサイト「移住支援金対象求人サイト」を通じて就職をすることです。北海道内での企業やテレワークなど、一部の職業や条件を除きでマッチングサイトを利用する必要があります。
地元の産業を支える企業が数多く掲載され、収入面も期待できます。思わぬ求人を見つけられるチャンスもあるので、移住支援金の対象ではない一般の就活者もどんな求人があるのかぜひ一度ご確認ください。
共働きが当たり前になりつつある昨今、働きたいのは夫だけではありません。「主婦だって働きたい!」そんな方におすすめなのが、北海道の求人のなかでも主婦向けに特化した「しゅふきた」です。北海道全エリアをくまなくカバーし、正社員から短時間バイトまで主婦の細かな希望に合わせた求人が揃っています。
しゅふきたの魅力は、一般的な求人サイトにはないこだわり検索です。「扶養控除内で働ける求人」「子連れ面接OK」「急なお休み・シフト変更可」「友達と一緒に応募OK」など、日々家事や育児に追われる主婦が仕事探ししやすいサイトになっています。。主婦の生活に寄り添ってくれる職場は、お給料以上に重視したいポイントではないでしょうか。
北海道のみならず、全国で後継者を必要としているお店や会社があるのをご存じですか?「relay(リレイ)」は、後継者を探している人と事業を受け継ぎたい人をつなぐマッチングサイトです。
企業を目指す方は多いですが、一からの立ち上げは運営面や資金面であきらめてしまうケースも少なくありません。Relayで求めているのは、すでに店舗を構えて実際に運営している事業の後継者、もしくは後継者候補です。
売買によって事業を譲渡する場合もあれば、雇用されて後継者になるまで働きながら学ぶ求人もあり、北海道でも募集している会社が複数あります。移住と経営の両方を視野に入れている方におすすめのサイトです。
最後に、移住前に意識しておきたい心得を7つご紹介します。
移住を成功させるカギとなるのが、住む目的です。家族との時間を作るための移住なら、残業や休日出勤の少ない仕事を選ぶ必要があります。一方、仕事で地域を盛り上げたいなら、周りの人との触れ合いや集客に力を入れる必要があるでしょう。目的によって家や仕事の選択肢が大きく変わります。家族と十分に話し合い、移住後のプランを練ってくださいね。
移住には、引っ越しはもちろん生活が軌道に乗るまでの生活費が必要です。また、住む場所が変われば住居費や移動費など生活コストも変わるでしょう。家賃や光熱費の相場を調べておき、資金面に余裕を持って移住を進めることをおすすめします。
北海道は住む場所で降雪量が異なりますが、地域によっては頻繁な雪かきが必要です。思わぬ重労働に「こんなつもりじゃなかった……」とならないように、ある程度の雪は覚悟しておきましょう。パウダースノーは北海道の魅力のひとつです。ウインタースポーツや冬の寒さを楽しんでみてくださいね。
冬の北海道は、気温の低いところでマイナス20℃を下回ります。これまで温暖な地域に住んでいた方はとくに、最初に迎える冬は衝撃を受けることでしょう。家の多くは寒冷地仕様なので室内は意外と温かいですが、そのぶん冬の間は暖房費がかさみます。急な生活費アップにも対応できるよう、夏と比べて数千円から数万円のコストアップになることをおさえておいてください。
北海道には移住する方の家賃補助や、引っ越し費用を支給など市町村独自で行っている支援があります。また、子育て世帯なら子どもの医療費がかかるのかどうかも気になるところです。移住先の候補をしぼるときには、市町村の取り組みにも注目してみましょう。
北海道では一部の都市部をのぞき、移動に車を必要とします。JRで移動できる区間であっても、東京のような大都市と比べれば本数も少なめです。とくに地方への移住者は車の購入や維持費も計画に入れておくことをおすすめします。
移住候補がしぼれてきたら、何度か訪れてみましょう。しっかりと情報収集していても、実際に足を運んでみると、理想とのズレや違和感をおぼえる可能性もあります。長期的に住むことを想定して、数日から数週間かけて滞在してみるのもおすすめです。「移住して良かった!」と思えるように、事前にじっくり検討してくださいね。
今回は、移住の情報収集に役立つサイトをご紹介しました。北海道への移住を成功させるには、その地域のディープな情報をいかに探せるかがポイントになります。気になる市町村の移住者情報やイベントは逃さずチェックしましょう。各市町村では、移住を希望する方をお待ちしています!