2023年の北海道での田舎暮らしにおすすめの市町村をご紹介!住みたいまち1位はどこでしょうか?自然豊かな環境や暖かな人々に囲まれて、のんびりとした暮らしをしたい方にピッタリの場所をランキング形式でお届けします。北海道の素朴な魅力と暮らしの魅力を探る、田舎暮らしのステキな選択肢がここに!
都会のせわしなさから離れて、自然に囲まれた田舎で暮らそうという生き方が、最近ますます人気になってきています。しかし、田舎暮らしが気になっていても、肝心の暮らし先をどう選んでいいのかわからない、という方が多いのではないでしょうか。そこで、田舎ぐらい先を選ぶポイントをご紹介したいと思います。
ひとつは、移住する目的をしっかり考えることです。例えば、豊かな自然の中で暮らしたいということはもちろん、子育て世帯であれば、自然豊かな地方都市で子育てをしたいという理由も多くみられます。何のために地方移住し、どのように暮らしたいのかというビジョンをはっきりさせておくのは大事です。
目的がはっきりすれば、どのようなライフスタイルを送りたいのかも明確になります。そうすると、おのずと自分の求める条件がわかってくるはずです。田舎とひとくくりに言っても、自然が豊かである反面、暮らしていくには不便な場所から、多少は開発がなされていても利便性が高い場所と、様々なメリット・デメリットがあります。交通機関やスーパー、医療機関、教育機関などの充実度についてもしっかりと情報を集めて判断するのが重要なポイントであると言えるでしょう。
北海道移住の魅力といえば何といってもやはり「大自然」です。しかし、自然ばかりでどこへ行っても変わり映えがしない風景が続くということもなく、広大な北海道だからこそ、エリアごとに全く異なる自然環境が広がっているのは大きな魅力です。さらに、四季によってその表情を変えていくのもポイントですし、なにより新鮮な食材がいつでも安価で手に入れられるのもうれしいところです。
また、周知のとおり、夏は比較的涼しく、過ごしやすいのですが、みなさんが気になるのはやはり冬の厳しさなのではないでしょうか。雪道の運転や雪かきなど、確かに最初のほうは慣れるのがなかなか大変ですし、慣れてからも長い冬が訪れるたびにこれらが付きまとうのはちょっとしんどいなと思われるかもしれません。
しかし、その長い冬をポジティブに楽しんでしまえるような人にとってはそれも大きな魅力となります。北海道には、スキーやスノーボード、スケートなどといった定番のものから、氷上ワカサギ釣りやスノーシューなどウインターアクティビティがたくさんあります。「さっぽろ雪まつり」をはじめとした雪国ならではのイベントも各地で開催されているほか、ふつうに生活していても、家の窓からふと見上げたときに広がる白銀の雪景色の美しさはすばらしいものです。
さて、みなさんは北海道の十勝エリアの中心地である「帯広市」はご存じでしょうか?帯広市は、昨年度、東洋経済新報社が独自に発表している「住みよさランキング2023」において、3年連続北海道内でNo.1を獲得いたしました。
帯広市と言えば、農業王国と名高い農業の発展もさることながら、実は農業をも上回る農業生産品を原料とした製造品出荷額の高さと安定性から、景気低迷にかかわらず安定した経済状況が大きな魅力でしょう。
また、仕事は農業だけでなく、十勝の商店数は4000軒以上もあり、人口に対する件数は北海道でトップクラスとなっているなど、農業だけでない働き口が多く見つかることが、転入の増加傾向や、住みよさの原因となっていると考えられます。
帯広はそのほかにも、「十勝晴れ」とも形容される晴れやかな気候や、区画整備の行き通った市街地など、帯広にはたくさんの魅力があります。「住みよさランキング」3年連続No.1は不思議なことではないのです。
さて、ここからは勝手に北海道内の移住におすすめの街ベスト10!を紹介いたします。あくまで目安ですが、TCRU編集部の移住者アンケート30人の意見とインターネット上の評価などを総合的に判断しました。とはいえ、良いまちはいくらでもあるので、大事なのは、自らの目で見て、感じることでしょう。みなさんのお役に立てれば幸いです。
沼田町は、北海道のほぼ中央の空知管内に位置し、約3,000人が暮らすのどかな田園風景が広がるまちです。沼田町は、美しい海や山、川などの大自然に囲まれているほか、「歩いて暮らせる町づくり」を進めており、小・中学校やこども園、介護施設、スーパーなど、生活に必要な施設を半径500m圏内に揃えています。
そんな沼田町は、「住みたい田舎ランキング」で、北海道エリア・3年連続1位になっております。都市部へのアクセスにも恵まれていて、北海道第2の都市である旭川市まで最短45分、深川市へは車で30分ほどの場所にあり、市街地へ通勤や通学している人もいるようです。
下川町は、道北エリアに位置し、約3,100人が暮らす町です。しかし、その面積は東京23区と同程度で9割が森林で占められています。町で暮らす人の8割が市街地から半径1キロに暮らしており、病院や公共施設、スーパー、飲食店が徒歩圏内でコンパクトに揃っています。20代から40代までの移住者が多く、活気にあふれています。
交通利便性は、名寄駅から車で20分、バスで30分、旭川空港から車で2時間でかかります。名寄駅から札幌駅までは最短2時間30分ほど、旭川駅までは最短1時間でアクセスできます。
砂川市は北海道中部、空知管内に位置し、北海道最大の都市である札幌市と第2の都市旭川市の中間にあります。そのため、都市圏へのアクセスに優れており砂川駅から電車で札幌駅まで約1時間ほど、旭川駅までは最短40分です。両都市へ通勤・通学する方も一定数いらっしゃいます。
そんな背景もあり、砂川市は上二つと比べると駅前に商業ビルや歓楽街などがみられる街となっています。自然に囲まれたいけど、市街地からも近い便利な町に住みたいという人にお勧めできるかもしれません。
北海道のほぼ中央にある三笠市は、人口7,585の街です。札幌市へ1時間圏内と主要都市へのアクセスがしやすい場所になります。豊かな森と湖に恵まれ、道央主要都市に近いという環境を持つ三笠市は、北海道の石炭と鉄道の発祥の地として栄えた歴史あるまちでもあります。
三笠市は宝島社による「住みたい田舎ランキング」の北海道エリア総合ランキングにおいて2017・2018版と2年連続ベスト3入りとなりました。三笠市では、移住・定住・子育て支援策を充実させており、子育て世代の負担を軽減するため、乳児の紙おむつ購入費用助成、保育所負担金・幼稚園授業料等助成、小学生全員の給食費の無料化をはじめ、市外からの若者転入者向けに、市内民間賃貸住宅の家賃の一部を助成するなど、様々な政策が展開されています。
岩見沢市には、約8万人が暮らし、市の面積はなんと東京ドーム約1万個分。広々とした公園も多く子育て世帯も多く住みます。子育て環境は、幼稚園5ヵ所 認可保育所13ヵ所 認定こども園 2ヵ所あり、待機児童はゼロと、子育て環境に非常に力を入れていることがわかりますね。
また、交通利便性は、札幌市まで車・JRのどちらでも約60分、高速・特急の場合は約30分で通勤通学圏内であり、休日のショッピングも気軽に楽しめる環境です。
支援制度には、住宅の購入支援をはじめ、子育て世帯に向けて第2子以降の保育料等の無料化、医療費助成、お試し暮らしや施設の提供などがあります。
北海道の空知管内にある夕張郡栗山町は、約1.2万人が暮らす街です。札幌市や新千歳空港まで車で約40分と、都会とほどよい距離感が魅力です。北海道ならではの大自然の恵みと、都市機能が持つ便利なところのバランスがとれた街となっています。
また、子育て支援として、子育て支援ツールである母子手帳アプリ『ハグくり』の提供をしています。「ハグくり」では、妊娠中の検診記録や子どもの成長記録・予防接種のスケジュール管理、栗山町からのお知らせやイベント情報の取得などができます。このように子育て世代が安心して妊娠・出産・子育てできる環境づくりを実現するべく地域に根ざしたサービスを行っている点も魅力です。
深川市は北海道のほぼ中央に位置し、市の北部から南に雨竜川が、南部には、北海道第一の長流石狩川が流れており、この両河川を中心に開ける平地に市街地と水田、畑が形成されています。自然が豊かな一方で、札幌までJRで約1時間、旭川まではおよそ15分の距離で、高速道路のインターチェンジもあるなど利便性にも優れています。
また、子どもの医療が15歳まで無料であるほか、保育料の助成、「育児相談サロン」を無料で受けることができるなど、子育て環境が整備されています。加えて、住宅新築時には、最大200万円の助成があり、固定資産税も5年間の助成があるなど、子育て時の経済的な負担を軽減することができます。
旭川市は、北海道の中央・上川地方のほぼ中央に位置し、雄大な大雪山連峰のふもとで、石狩川と多くの支流が合流し、肥沃な盆地が広がっている町です。人口は33万人と、北海道で有数の都会です。
周辺に観光地が数えきれないほどあり、富良野のラベンダー畑や美瑛の青い池などに毎日でも行けるほどです。冬はスキーやスノボが楽しむことができるほか、医療福祉施設、教育施設、文化施設、公的機関などの都市機能が充実しています。また、航空路線の充実により、外国人観光客が増加しており、全国的に知られる旭山動物園や雪質が良いスキー場などに、国内外から年間500万人を超える観光客が訪れており、非常に活気のある町となっています。
大空町は北海道北東部のオホーツク管内にあり、人口約7,000人が暮らしている街です。オホーツクの大自然に囲まれたきれいな水と緑あふれるロケーションが魅力で、美しい景観と豊かな食に彩られた暮らしを満喫しながら、アウトドアに没頭することができます。
また、交通の便はあまりよくないと思いきや、市街地から4分の立地に「女満別空港」があるので、全国各地にアクセスしやすくなっております。ただし、公共交通機関の本数はあまり多くないため、基本的に車での移動がメインとなります。そんな車中心の町内の移動を支援するサポートとして、マイカーや運転免許の取得をサポートしてくれるという独特な制度があります。
さらに、新築住宅助成金によって、町内に新築住宅を建てた方を対象に、最大150万円を助成してくれる制度もあります。
秩父別町は、空知管内に位置しており、約2,300人が暮らしています。面積の大部分は農地となっており、過去に「日本の米作り百選の地」にも選ばれたことのある、道内有数の田園地帯です。
交通面では、札幌まで車で約1時間半、旭川空港までは車で約1時間15分となっており、都心までは遠くも近くもない、程良い距離感となっています。
移住者への支援としては、結婚祝金事業、新婚・子育て世帯引越し費用助成、新婚世帯・子育て世帯家賃助成と、子育て世代への支援が充実しているほか、住宅用地取得補助金交付事業、住宅リフォーム補助金、新築住宅取得補助金交付事業などなど、住まいに関する支援もしっかりと整備されています。
今回は、田舎暮らしを検討している方々に向けて、移住先としての北海道の魅力をご紹介いたしました。美しく、雄大な自然や、豊かな食に満ち溢れた北海道。そこでの暮らしはまさに四季折々の自然と一体化するような魅力あふれるものです。特に、最近ではアウトドアを趣味とする人々からの人気が高まってきており、観光のつもりで来たら、気に入ってそのまま居ついてしまう、という人もたくさんいらっしゃいます。北海道で得られるのびのびとしたライフスタイルを、皆さんぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
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