「Uターン就職・転職」で後悔しないために意
識したいポイントとは?

Oct. 16
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みなさんは「Uターン就職」や「Uターン転職」という言葉を聞いたことがありますか? 地方で生まれ育った人が都会で進学し、卒業後に再び故郷に戻って就職することを「Uターン就職」、卒業後に都会で就職してある程度の社会人経験を積んだのちに故郷で仕事に就くケースを「Uターン転職」と言います。

実は最近、この「Uターン就職・転職」の流れが注目されています。でも、「なんで今、Uターン……?」と思う方も多いはず。そこで今回は、最新のUターン事情や後悔しないためのポイントをわかりやすくお伝えします!


なぜ「Uターン就職・転職」が熱いのか? みんなの理由ランキング

どうして今、「Iターン」「Jターン」ではなく、地元で働く「Uターン就職・転職」が選ばれているのでしょうか? 株式会社クリエイトが実施した意識調査によれば、その理由・きっかけのなかで最も多い回答は「住み慣れた土地で働きたいから」で、全体の37.4%を占めているのだとか。きっと都会で人生経験を積んだことで、生まれ育った故郷の魅力が見えてくることもあるのかもしれませんね。

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続いて、「実家から通勤したい(19.5%)」「親に勧められたから(16.7%)」という回答が多く、やはり“土地勘があり、暮らし心地のいい地元で生活したい”という理由が大半を占めているようです。

一方で、「生活コストがかからない(13.7%)」「自然豊かな環境で働きたい(12.1%)」といった現実的な声も……。都会での「密」な生活に息苦しさを感じ、いわゆるワークライフバランスを見直して生活の「質」に重点をシフトする人たちが増えてきていると言えるでしょう。

ここをCheck! 「Uターン就職・転職」が合っている人の特徴

ただし、誰もがUターン就職・転職に向いているわけではありません。移住してから「こんなはずじゃなかったのに……」と後悔しないためにも、まずは自分の適正を把握しておきましょう。

① 故郷に対する “地元愛”が強め

地元愛が強い人は、Uターン就職・転職に向いていると言えます。Uターンを検討している時点で多少なりとも故郷への愛着が伺えますが、「地元に貢献したい」という気持ちがあればさらにUターン向き。“地元で働く”ということは、その仕事が地域の人々に役立つことで成り立っているケースが多いです。

たとえば接客・販売や飲食業などは日常的に地域の人々と密に関わりますし、医療や教育、地方公務員として働くことも地元への社会的な貢献につながります。もちろん都会で働いていても役立つことはありますが、地元で働くことでより「地元のために自分が役立っている!」と実感できるでしょう

② 地元の文化と価値観が合っている

2つ目は、「地元の文化や価値観が自分に合っている」と感じる人です。都市部と比べると、やはり地方のほうが近所付き合いが活発だったり、地域のイベントが頻繁に行われたりと、人とのつながりが深い傾向にあります。こうした人間関係や交流を「温かい」と感じる人もいれば、「煩わしい」と感じる人もいるでしょう。このような地方独特の雰囲気がしっくりくると思う人は、Uターン就職に向いていると言えます。