英語で広がる保育の世界！保育士のための英語
検定とステップアップガイド

昨今、英語を話せる保育士の需要が高まっています。これは、グローバルな社会で子どもたちを育てるための重要なスキルとして、英語教育の重要性が高まっているためです。保育士として働く中で、「もっと子どもたちに豊かな経験を提供したい」「キャリアアップを目指したい」と考えたことはありませんか？グローバル化が進む今日この頃、保育の現場でも英語力の重要性が高まっています。

この記事では、保育士が英語を学び、使いこなすことで開ける新しい扉について、実践的なスキルアップ方法から国際的な交流の機会まで、幅広くご紹介します。英語を駆使する保育士として、子どもたちに世界の広さを教え、自身のキャリアもさらに発展させるための第一歩を、一緒に踏み出しましょう。

英語を駆使してキャリアアップを目指す保育士へ

まず、「保育士」を英語でどう表現するか、その基本から。"Nursery teacher" や "Daycare teacher" が一般的です。場所によっては "Nursery school teacher" や "Childcare worker" とも。これらの言葉を使い分けることで、英語圏の人々ともスムーズにコミュニケーションを取ることができます。

英語で自己紹介をしよう

「私は保育士です」は英語で “I’m a nursery teacher."「私は保育士として働いています」は “I work as a nursery teacher."保育にまつわるその他の単語も覚えておきましょう。

例えば、「保育園」は “Nursery school" や "Daycare"、「幼稚園」は “Preschool" や “Kindergarten" と表現します。これらの言葉を知っていると、日常の様々なシーンで役立ちます。

I’m a nursery teacher."「私は保育士として働いています」は “I work as a nursery teacher."保育にまつわるその他の単語も覚えておきましょう。

例えば、「保育園」は “Nursery school" や “Daycare"、「幼稚園」は “Preschool" や “Kindergarten" と表現します。これらの言葉を知っていると、日常の様々なシーンで役立ちます。

社会のグローバル化と保育現場

日本の社会はグローバル化を進め、在留外国人数は増加の一途を辿っています。保育現場も例外ではなく、多くの保育園に外国人の子どもたちがいます。また、英語教育に対する保護者の関心が高まっており、保育園での英語活動も増えています。これらの背景から、保育士にも英語を話せることが徐々に求められるようになってきました。

どのような英語力が求められるの？

求められる英語力は職場によって様々です。通常の保育園では、英語を話す保護者や訪問者と基本的なコミュニケーションが取れる程度の能力が必要です。一方、プリスクールやインターナショナルスクールでは、日常会話がスムーズに行えるレベルの英語力が求められます。

英語力が活きるシーン

日本の英語教育は、今後さらに強化される方針です。小学校では「外国語活動」が始まり、子どもたちの英語への接触機会が増えています。この流れは保護者の英語教育への意識も高め、保育園が英語に触れる最初の場所となることも少なくありません。こうした背景から、保育士の英語力はますます重要になってきています。

この記事を読んで、「英語を学んでキャリアアップを目指そう！」と思われた方も多いでしょう。次は、具体的な英語学習方法や、英語を活かしたキャリア形成について詳しくご紹介していきます。

英語を活かした保育の魅力とチャンス

保育園での英語教育の今

保育園で英語教育を取り入れる動きは加速しており、子どもたちにとって英語はもはや遊びや学びの一環となっています。これは、早期からの英語習得が子どもの将来に大きなメリットをもたらすと考えられているからです。

英語講師と協力して楽しく学ぶ

保育園における英語の時間では、しばしば専門の英語講師を招きます。これにより、保育士は日本語での日常保育と英語での特別活動の両方に関わることができます。子どもたちが英語の歌やダンスを楽しむ中で、保育士も基本的な英語を使ってサポートすることができます。これは、英語を「使う」喜びを共有する素敵な機会です。

プリスクールとインターナショナルスクールの機会

プリスクールやインターナショナルスクールでの勤務は、日常会話レベル以上の英語能力を持つ保育士には特に魅力的です。これらの施設では、子どもたちに対して英語でのコミュニケーションが常態化しており、保育士にとって英語を使う環境が豊富に提供されます。また、異文化間交流の場として、子どもたちだけでなく保育士自身の国際理解も深まります。

多文化共生の重要性

日本の社会が多文化共生の方向に進む中で、外国人の子どもや保護者への対応能力は、保育士にとってますます重要なスキルになっています。言葉の壁を超えて、心の支えとなるようなコミュニケーションが取れることは、保育士にとって非常に価値のある能力です。英語がその架け橋となり得ます。

また、国際的な視野を持ち、異文化理解に富んだ保育を提供することは、子どもたちがグローバルな社会で生きる力を育む上で不可欠です。英語を通じて、多様な文化や価値観に触れる機会を子どもたちに提供することは、保育士としての大きな醍醐味といえるでしょう。

英語資格が開く扉

保育園における英語教育の需要は年々高まっています。この流れに乗り、保育士として自己の市場価値を高めたいなら、英語資格の取得を考えてみてはいかがでしょうか？英語資格は、あなたの英語力を客観的に証明するとともに、保育園でのより広い活躍を支える基盤となります。保育士としてのキャリアアップだけでなく、子どもたちへのより豊かな教育提供のためにも、英語力の向上と資格取得は大きな一歩です。

この記事を通して、「英語を学び、使ってみたい！」と感じていただけたなら、今日から少しずつでも英語に触れる時間を作り、保育士としての次のステップへの挑戦を始めましょう。

英語を使いこなす保育士への道

保育英語検定でスキルアップ

保育英語検定は、保育現場で即戦力となる英語力を測るために設けられた試験です。この検定では、乳幼児とのコミュニケーションに特化した英語、つまり赤ちゃん言葉や幼児言葉が含まれる独自のカリキュラムを評価の対象としています。レベルは6段階に分かれており、どなたでもチャレンジできます。特に保育士資格を持つ方がこの検定に合格すれば、「イングリッシュエキスパート保育士証」を受け取ることができ、英語での保育能力が認められます。

英語資格で広がる世界

TOEIC、TOEFL、英検は、保育士が自身の英語力を証明できる主要な資格です。これらの資格は、保育の現場だけでなく、さまざまな業界で英語力の証明として認知されています。TOEICはビジネスシーンでのコミュニケーション能力を、英検は日本国内での英語力のスタンダードを、TOEFLはアカデミックな英語使用能力をそれぞれ証明します。これらのスコアは、保育士の採用試験において直接的な影響を与えるわけではありませんが、あなたの英語能力を示す一つの目安となり、キャリアアップに役立つでしょう。

TOEIC 英検 レベル

1. 945点以上 1級 ネイティブレベルの英会話・高度な長文作成・理解が可能
2. 785点以上 準1級 日常・ビジネスで問題のない英会話・文章作成・理解が可能
   
3. 550点以上 2級 日常的な英会話と簡単な文章作成が可能
   
4. 225点以上 準2級 簡単な日常会話と文章を理解できる
   
5. 120点以上 3〜5級 簡単な単語やフレーズを使って最低限の意思疎通を図れる
   

保育士の採用試験では必ずしもスコアが重視されるわけではないため、スコアはあくまでも参考程度にしてください。

幼児教育・保育英語検定

幼児教育・保育英語検定（旧保育英語検定）は、春季・秋季・初春の3回に分けて実施されています。2024年度のスケジュールは下記の通りです。

春季

• 申込期間：2024年2月19日（月）～6月17日（月）
• 一次試験：2024年7月21日（日）
  
• 二次試験：2022年8月18日（日）
  

秋季

• 申込期間：2024年7月22日（月）～10月21日（月）
• 一次試験：2024年11月17日（日）
  
• 二次試験：2024年12月22日（日）
  

初春

• 申込期間：2024年11月18日（月）～2025年1月20日（月）
• 一次試験：2025年2月26日（日）
  
• 二次試験：2022年3月16日（日）
  

検定開始時間

• 準1級　9:30
• 1級　11:30　(春季のみ実施)
  
• 2級　11:30
  
• 3級　13:30
  
• 4級　15:00
  

なお、1級の検定試験は春季のみに実施されます。

検定時間

• 3級　70分
• 4級　60分
  
• 2級　70分
  
• 1級 （一次）75分、（二次）20分
  
• 準1級 (一次）70分、 (二次）10分
  

幼児教育・保育英語検定の受験方法は、現地の会場で受験する「会場受験」と、自宅で受験できる「オンライン受験」の2通り。さらに会場受験には、個人受験と団体受験の2通りがあります。

幼児教育・保育英語検定の検定料と試験構成は、階級ごとに固定です。下表では個人受験をした場合の、階級ごとの検定料と試験構成を紹介します。

検定料と試験構成

1. 4級　3,500円　リーディングのみ
2. 3級　4,000円　リーディング＋リスニング
   
3. 2級　4,500円　リーディング＋リスニング
   
4. 準1級 6,500円（二次1回目の検定料を含む）　リーディング（ライティングを含む）＋リスニング
   
5. 1級　7,000円（二次1回目の検定料を含む）　リーディング（ライティングを含む）＋リスニング
   

二次は1級と準1級のみで実施され、2〜4級では実施されません。また、二次は直近2回まで受験可能であり、二次2回目を受験する際は検定料3,000円が別途かかります。

※幼保英語検定公式サイト　https://www.youhoeigo.com/

保育士のキャリアパスと英語力

グローバル化が進む現代社会において、保育士に求められる英語力の重要性は増すばかりです。英語を学ぶことは、現在の職場でのキャリアアップだけでなく、将来的な転職やブランクからの復帰にも大きなアドバンテージをもたらします。また、英語力を持つ保育士は、ベビーシッターとしての仕事の機会も拡がります。国際的な家庭では、ベビーシッターへの需要が高く、英語が話せるとさらに魅力的な候補となり得ます。

英語を活かした保育の未来

英語を学ぶことは、ただ職場で必要とされるからではなく、保育士としてより豊かな経験をするため、また子どもたちにとってより良い教育環境を提供するためにも重要です。留学や海外生活の経験がある方は、その経験を活かして英語を教えることができますし、これから英語学習を始める方も、今日から一歩踏み出すことで、将来のキャリアに大きな影響を与える可能性があります。

保育士として英語力を身につけることは、自分自身の成長だけでなく、子どもたちの将来にも貢献することができます。グローバル化が進む中で、英語を通じて世界とつながることのできる保育士は、ますます価値が高まっていくでしょう。今からでも遅くはない、英語を学び、保育の現場で活躍するための一歩を踏み出しましょう。

英語に強い保育士になりませんか？-葵学園の魅力をご紹介-

葵学園では、英語教育に力を入れた保育プログラムを提供しており、保育士として働きながら自然に英語スキルを高めることができます。アメリカ出身のイレイン先生が、学園内の各保育園やこども園で英語レッスンを担当し、子どもたちに英語の楽しさを伝えています。駒場認定こども園では、「GrapeSEED」というカリキュラムを導入し、週2回のレッスンを実施。0～2歳児クラスでは英語に親しむことを大切にし、3歳以上のクラスでは英語を聞く力・発音する力を育てる環境を整えています。

葵学園で働くことで、あなた自身も保育士としてのスキルアップだけでなく、英語力を磨くチャンスが広がります。英語を通じて子どもたちの未来を一緒に育みませんか？英語に強い保育士を目指したい方、子どもたちと一緒に成長したい方のご応募をお待ちしています。