「藤丸百貨店」の閉店後、ちょっぴり閑散としてしまった帯広の街中。でも、そんな街に新しい風が吹き始めているんです!
10月26日、ホテルヌプカで「帯広みち活会議」が開催されました。その名の通り、帯広の街なかをどうやって活気づけるか、という大計画の一環。そして、注目すべきは「帯広の街なか食べ歩き構想」です。公道で気軽に立ち飲みが楽しめるなんて、ちょっと斬新じゃないですか?
ホテルヌプカや馬車BARを運営する十勝シティデザインの柏尾哲哉代表率いるこのプロジェクトは、帯広の街なか活性化を目的に発足。公道の使い方を再構築して、十勝の食材を使ったメニューを食べ歩きしながら、人々が回遊できる構想を掲げています。
会議では、実際に参加者と帯広の街中を歩き、途中には今回、講師も務めた「ほこみちプロジェクト」事務局の山名清隆氏が持参した「着る屋台」という赤ちょうちん付きのカウンターを人が装着したユニークな方法を披露。
山名氏は「これならば、道路占有許可を必要としない。食べ歩き、飲み歩きする人たちを迎い入れることができる」と話しました。
どうですか?街中でワインやおつまみを楽しむことができるなんて、ちょっとワクワクしませんか?
国は既に歩道や車道の利用を柔軟にする歩行者利便増進道路(ほこみち)制度を導入しており、柏尾代表も「帯広もこの流れに乗って街の活性化を目指しているんです」と明かします。
会議ではゲストで登場した、国土交通省の井上直・道路環境調整官も「帯広の特色や環境を生かし、地域の人たちが必要と思う空間を作ってほしい」と強調。他地域の成功事例を学びつつ、帯広ならではの魅力を最大限に生かした活動が期待されています。
ちなみに、このほこみち制度。5月現在、残念ながら北海道内では導入されてはいないが、全国44市町村119路線が指定を受け、カフェやベンチを設置するなどして活性化につなげているという。
参加者の男性は「帯広の街なかの活性化は急務です。藤丸の再建も含めて、ホテルヌプカやすでに、食べ歩きを実現している、北の屋台と十勝乃長屋、北のうまいもん通りと連携させて、街なか全体で取り組んでいきたい」と期待感を語っていました。
ともすれば、街中が閑散としてしまうかと思われた帯広ですが、こんな斬新なアイディアで新しい活気を取り戻してみませんか。
食べ歩きを楽しみながら、帯広の街を再発見してみませんか?
ぜひとも皆さん!新しい風が吹いている、帯広の街をみんなで盛り上げていきましょう!