2023年、現代のまちづくりに新時代が到来。北海道十勝エリアと首都圏・東京を一瞬でつなぐリアル&バーチャルな交流の場を提供する「十勝関係案内所」がオープンしました。9月25日には、3年かけて移住した森山真人さんが「地域と地域外の人のゆるい社交場」と題して、十勝・帯広のHOTEL NUPKAから窓の向こうの東京 SHIBUYA QWSに集まった面々に話しかけ大盛りあがりでした。
「十勝関係案内所」は、遠距離の地域間交流の新たな形として、地方と都市、特に十勝と東京を、時間や距離を気にせず結びつけるためのプロジェクトです。十勝帯広のまちづくり企業「十勝シティデザイン」が関係人口創出とまちづくり仕事を中心に据え、人々がデジタルを介して自然なコミュニケーションを楽しむ新たな空間を作り出しています。まさに。まちづくりとデジタルの融合です。
一番の注目は、テレプレゼンスシステム「窓」の導入。まるで窓の向こうに実際に人が存在しているかのような体験を得られます。十勝のHOTEL NUPKAと東京のSHIBUYA QWSでの実証実験では、参加者同士がまるで同じ場所にいるかのような自然な会話を楽しんでいました。
本事業の目的は、十勝でモノ作りやコト作りを行う「Makers(創り人)」の活動を東京の人々に紹介すること。その取り組みとして、関係案内セッションが計30~50回ほど実施予定です。
9月25日には、十勝に移住した森山真人さんが、東京のSHIBUYA QWSに「地域と地域外の人のゆるい社交場」というテーマで登壇。彼の移住体験を語りながら、十勝の魅力や新しい繋がりの楽しさを伝えました。
自身の移住物語について、森山さんは「移住するまで3年かかりました。少しずつ関係性を深めていったことで自然と住むことになっていきました。そして、移住は大正解でした。十勝は東京では繋がれないような人たちに出会える楽しさがあります。現在は自分をハブとして新しい繋がりもできています」と語りました。
窓の向こう、東京のSHIBUYA QWSには、関東で地域支援を実践する人もいて「地方の地域資源はいっぱいあることを感じていますが、北海道十勝の良さや魅力は遥かに超える印象を持ちました。先ずは行きたいです」と森山さんの語りから十勝の魅力が伝わったようです。
また、十勝側で参加した人からは「自然と会話ができるこのシステムはオンラインMTGと違って、かしこまらず、テーブルの向こうの友人・知人と話しているようでした」との感想も。
さらに、森山さんは本業のWeb&Graphicデザイナー/フォトグラファーとして、十勝にいることで全国の人と繋がった経験談を伝えつつ、「今では自分が人と人を繋げるハブになっている」として、奥様とワインバルを開店させた話を披露。まさに、地方移住の醍醐味である、東京でできなかったことが「実現できる」を体現したそうです。
※森山さんご夫婦がオープンさせた、十勝・帯広のワイン・バル【pontdoux ポンドゥー】
今後も、森山さんのような個人の取り組みから、大規模なプロジェクトまで、十勝関係案内所は十勝の魅力を伝え、新たなまちづくりの機会を創出するための場として機能しています。
「十勝関係案内所」は、関係人口創出やまちづくり仕事を目指すすべての人々にとって、新たな情報共有の場として注目すべきプロジェクト!。
その中心にあるのは、テレプレゼンスシステム「窓」を通じたリアルタイムの交流。未来のまちづくりや関係人口の増加に向けた大きな一歩と言えるでしょう。
「十勝関係案内所」特設ページは以下からご覧いただけます