新年あけましておめでとうございます!2024年の幕開けと共に、新たな希望と可能性が皆さんを待っています。新しい年が、やりたいことを見つけるための旅となることを願っています。多くの人が悩む「やりたい仕事が見つからない」というジレンマ。ですが、心配しないでください。やりたいことを見つける旅は、一歩一歩の発見と成長のプロセスです。この一年が、皆さんの情熱を見つけ、それを仕事に結びつけるための豊かな時となりますように。2024年も、新しい自分を発見し、自分らしいキャリアを築いていきましょう。
現状の働き方に違和感を覚えてはいるものの、ではどんな仕事がやりたいのかと考えたら、なかなか思いつかない人も多いのではないでしょうか。
そのようなやりたい仕事が見つからない人は多く、転職活動を行っている人でも、明確なゴールを定めた上で活動できている人は、実はそんなに多くはないのです。多くの人が悩み、迷っているのです。ですから、やりたいことが分からないからと言って焦らず、今の自分にできることから手を付けていくのが最善です。
それでは、まずやりたい仕事が見つからない理由について考えてみましょう。
転職するには立派なキャリアビジョンがなければいけないと思い込み、自分が本当にやりたい仕事像を想像できずにいる人は少なくありません。
しかし、10年先や20年先の自分の将来像やキャリアビジョンまで想像できている人はそう多くはありません。それに、キャリアビジョンというのは途中で変わることもあって当然です。なので、完璧なビジョンを持っていなければならないわけでは決してないわけです。今までの仕事の中で、あなたにとっての得意なことや楽しいこと、苦に感じないことを掘り下げ、そこから本当にやりたい仕事を見いだしてみるのがいいでしょう。
職種や業種は、どうしても自分や身近な人の経験や全国的な知名度の高さなどをもとに探してしまいがちです。その結果、しっくりこないと悩む人も多いのです。しかし、先入観だけで、「合わなそう」「得意じゃない」と候補から排除してしまうのは、自分からチャンスを手放すことにつながりかねません。
なので、まずはどのような職種や業種があるかを、視野を広く持って調べてみることが大切です。客観的な意見も視野を広げてくれるので、友人や先輩、またはキャリアアドバイザーなどに相談してみると自分でも予想しなかったような職種や業界に出会えることもあるかもしれません。
自分の強みが分からないと、何をやりたいのか、向いてるのかが分からなくなります。日ごろの仕事で強みを意識することはあまりないかもしれませんが、転職するのであれば自分の強みを自覚したうえで、その強みが生かせる仕事に就くことを考えてみるといいでしょう。
これまで携わってきた仕事を、仕事の目的、目的を達成するためのプロセス、成果・評価に分解して書き出してみてください。書き出すことで、成し遂げた成果や評価をあらためて思い起こすことができるはずです。これまでの仕事を振り返り強みを認識して、自分の強みが生かせる仕事について考えてみましょう。
ここまで見てもらってこう言うのもなんですが…。実は本気で転職しようとは考えておらず、漠然と転職を捉えているため、やりたい仕事が分からないと考えているのかもしれません。まずは、本気で転職する気持ちがあるのか、自問自答してみてください。もしそれで今はその時期じゃなくてもいいかな、と思えたのならそれはそれでよいのです。
しかし、それでも転職したいと考えているのなら、いい会社があれば…といった漠然とした気持ちでは、やりたい仕事に就ける日は遠のいてしまうでしょう。まずは、いい会社とは何かを、具体的に掘り下げて考えてみましょう。本気で転職したいならば、転職活動のスケジュールをしっかり組んで、転職活動に臨みましょう。
では、やりたい仕事を見つけるためにはどんなことをするべきなのでしょうか。ここからは、すぐにできるやりたい仕事の見つけ方を5つに分けて解説していきましょう。
まずこれまでの仕事を一つずつ取り上げて、自分の好きな業務や得意な業務の共通点を探してみましょう。
例えば、これまでの仕事で「うれしかったこと」「苦労やストレスなくやり遂げられたこと」「賞賛されたこと」「よく頼まれたこと」「嫌だったこと、大変だったこと」などを思いつく限り考えてみましょう。それらの中に、何らかの共通点や法則は見つけられないでしょうか。さらには、具体的なエピソードなどを書き出していくと、方向性がより明確になるはずです。
さらなる自己分析としては、幼少期から今に至るまでの、楽しかったこと、やりがいを感じたことなどを考えてみましょう。こちらもささいなことでもかまわないので、思いつく限り書き出してみましょう。
次に、これらの体験が「なぜ」記憶に残っているのか考えます。書き出してみると、自分の好きなことや得意分野、やりがいを感じる要素が見えてくるはずです。そして、それら自分の好きなことや得意なことと、実際の職業を結び付けて考えてみましょう。
この方法の良いところは、まったく知らないことにゼロからチャレンジするのではなく、少しでも自分が経験したことや、興味・関心があることから、徐々にキャリアの構想を広げていける点にあります。
長期的なキャリアプランを見据えるのであれば、数年後の自分をイメージすることで、適職を見つけやすくなるでしょう。しかし、何十年も先の自分を想像するのが難しいものですので、まずは身近にいる人で、憧れている人・尊敬している人・楽しそうに働いている人などを探してみてその方を一つの目標にするのも一つの手でしょう。なぜその方に憧れるのか、どうしたらその方に近づけるかなどを考えると逆算しやすくなるかもしれません。
自分ひとりでの自己分析に行き詰まったら、積極的に他者に相談してみてください。人に相談することで、自分の考え方や感じ方の中から自分特有の部分が見えてくるはずです。また、自分の考えや自己分析の内容を言語化することで、思考が整理される効果もあります。
周囲の友人や家族もよいですが、エージェントサービスの利用がおすすめです。エージェントサービスの職員は、多くの求職者をサポートしてきた経験と知識をもとに、あなたの、自分では気づきにくい強みや、仕事に対する優先順位などを導き出してくれるでしょう。周囲から評価されていることやその理由を、第三者視点から教えてもらうことで、また新しい景色が見えてきます。
転職サイトでいろいろな業界の求人情報を見ることもしっかりとやっておきましょう。どんな条件だとどんな仕事があるのか、イメージを膨らませることで、自己分析と実際の職業を結び付けやすくなるでしょう。
また、自己分析と並行して行うことで、やりたい仕事がないときに陥ってしまいがちな、先入観や直感だけで職種や業種の良し悪しを決めることを防ぐこともできます。
これまで紹介してきたことをひっくり返してしまいますが、「やりたい仕事」は無理に見つけなくてもよいのです。もし「今の仕事がつまらない」ならば、転職活動を始める前に今の仕事に対する働き方や向き合い方を変えてみるのもよいでしょう。
では、「仕事が楽しい」に変わる方法の具体策いくつか挙げてみましょう。
毎日決まりきったルーチンワークをこなすだけでは、仕事がつまらないと感じて当然です。こうした場合には、仕事の取り組み方を変えてみるのがよいでしょう。仕事のやり方を変えるだけで、これまでつまらなかった仕事に対してやりがいが見出せることもあります。
PDCAとは、「Plan-Do-Check-Action」の頭文字を取った言葉で、ビジネスにおける売上目標の達成や品質管理などに使われる手法です。
特に目標や目的もなく、代わり映えのしないタスクばかりをこなしていると、仕事がつまらないと感じて当然です。こうした場合には、PDCAをもとに具体的な数値目標を掲げて実践し成果を出せると、仕事が楽しいと思えるはずです。
書類整理や報告書の作成といった単純作業が多くてつまらないと感じている場合は、自動化ツールや簡単なプログラミングを組んで自動化するのがよいでしょう。
単純作業がなくなると、別の業務にリソースを割けるので、業務負荷も減り仕事が楽しくなるかもしれません。例えば、Excelのデータ入力が煩雑で面倒な場合は、Excelに搭載されている関数やマクロを使えば自動計算・自動入力が可能。また、デスクトップのファイル整理やファイル名の変更なども、数十行程度のコードを書いて実行すれば自動化できるでしょう。
ここからは、やってみたい仕事ランキングと銘打って、転職先として人気な仕事をいくつかご紹介いたします。どのような形であれ、みなさんのやりたい仕事探しの一助になれば幸いです。
Webエンジニアは、Webサイトのシステム設計・開発・保守・運用や、Webアプリケーションの開発を行う仕事です。
Webエンジニアの最大の魅力は、将来性の高さ。Web業界は順調な成長を続けており、今後も成長が見込まれています。そして、市場からの需要も高いです。Web業界の中でもAmazon・楽天を筆頭とするECは、世界的に市場が拡大していく見込みとなっております。また、Web上で動作するWebアプリの開発も増えており、Webエンジニアの市場価値はさらに高まると予想されます。
ビジネスコンサルタントは、クライアントの問題解決・目標達成をサポートする仕事です。そのため、ビジネスコンサルタントは解釈のされ方が幅広く、戦略立案・販促・IT・財務分析・営業など、仕事の内容も企業によってさまざまとなります。例えば、経験やスキルから導き出される知識のみを提供する場合や、クライアントの企業の中で課題を解決するシステムを構築する場合もあります。
クライアントが求める結果はもちろん、そのプロセスも重要です。プロセスの中には、先に定めた課題とは別の潜在的な問題があります。その問題を深掘りし、業務効率化の実現や付加価値を生み出すこともビジネスコンサルタントのミッションンなのです。
組み込み系エンジニアは、家電・自動車といったハードウェアに搭載されるシステムを開発するITエンジニアです。
組み込み系エンジニアは、IoTになくてはならない職業です。そのため、ITエンジニアの中でも転職市場におけるニーズや将来性の高い職種と言えるでしょう。例えば、トヨタは自動車のIT化を進めるために車載OSの開発に取り組んでおり、2025年にも実用化を予定しているそうです。このように、組み込みソフトウェアのエンジニアは、スキルを生かして未来に貢献できるやりがいのある仕事と言えるでしょう。
MR(Medical Representatives)は、医療用医薬品に関する知識・情報を持つスペシャリスト。その大きな役割は、医師・看護師といった医療現場と製薬会社の橋渡しです。
新薬が開発されれば、その売り込みも行う営業の役割も担当します。医療用医薬品が誤った使い方をされれば、命に関わる危険性があるので、患者の人生に関わる責任のある仕事です。また、MRは医療現場からの情報の抽出も行います。医療現場のリアルな声に耳を傾け、それを製薬会社に伝えることで医療用医薬品の開発や改善に貢献するのも仕事となります。
人事は企業を支える人材を有効活用して、組織を活性化する役割を担います。
人事は企業の発展に重要な一角を担う「ヒト」に関わる責任のある仕事です。採用活動・教育・研修・評価制度・配属先の決定まで担当するなど、組織の活性化を目指す人事の仕事は多岐に渡ります。
また、人事の仕事は社員一人ひとりの人生を左右してしまうこともある責任の重い仕事です。その分、働く人を正しくサポートできた時には大きなやりがいが感じられるでしょう。また、人事は会社の経営方針・企業理念を理解して、それに沿った判断が求められます。人事に対する知識だけでなく、経験が必要となる仕事です。
自分の価値観や欲求とマッチしていれば、他の人にとってはつらい仕事でもあなたにとってはやりがいのある仕事となります。つまり、「やりがいのある」仕事とは、人から与えられるものではなく、あなたがそれにやりがいを感じているかどうかが重要なのです。その上で、興味のある職種が見つかったら、ぜひ転職活動を始めてみてください。あなたに合ったよい仕事が見つかることを祈っています!