「仕事を辞めたい」と感じたことはありますか?朝、布団から出るのがつらい。職場に向かう足が重い。そんな状態が続いていて、今、かなり苦しい思いを抱えているところかもしれません。
「辞めたいなんて甘えかな」
「こんな気持ちになる自分は弱いのかな」
そんなふうに自分が嫌になってしまうこともあるでしょう。でも自分を責めないでください。実は、大学卒業後3年以内に離職する割合は3割を超えています。「辞めたい」という気持ちは、決して珍しいものではありません。
この記事では辞めたいときの対処法から、辞めると決めた場合の準備方法、そして十勝エリアの求人情報まで、ひとつひとつ丁寧にお伝えします。
執筆しているのは、5年前に「今日も行きたくない」と思いながら、スーパーマーケットで正社員として、勤務していた経験を持つTCRU編集部のライターです。あの頃の気持ちを思い出しながら書いています。
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仕事を辞めたいと思うのは、珍しいことではない

「3年は我慢すべきだ」という言葉をよく耳にします。
しかし、厚生労働省が令和7年に公表したデータによると、大学卒業後3年以内に離職する割合は約34.9%にのぼります。また、高卒では38.4%と、さらに高い水準です。つまり、3人に1人以上が3年以内に最初の職場を離れているのです。
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)」
せっかく希望を持って入った会社なのに、働き始めたら何かが違う——そのギャップに苦しむのは、まじめに仕事と向き合っているからこそ起きることです。甘い、弱いと自分を責めないで、まずはつらい気持ちを受け入れてあげてください。
仕事を辞めたいと思う、よくある理由3選

「辞めたい」という気持ちが生まれる背景には、何らかの理由があります。
厚生労働省「雇用動向調査(令和6年)」をもとに、転職者が前職を辞めた理由のうち、多くの人に当てはまる3つのパターンを紹介します。
1. 職場の人間関係
上司や同僚との不和、日常的なハラスメント──そんな環境では、いくら仕事が好きでも、心身ともに疲弊してしまいます。また、職場に尊敬できる人や手本にしたい人がいないと、目標を見つけづらくなり、モチベーションも上がりにくくなってしまうものです。
厚生労働省のデータによると、男性の約9%、女性の約12%が、「職場の人間関係の悩み」を退職理由として挙げています。
\編集部より/
スーパーマーケット勤務時代、売り上げが予算に届かない日は上司に激しく詰められたことが何度もありました。上司の顔色を伺いながら萎縮する毎日が続くうちに、「辞めたい」という気持ちがどんどん大きくなっていった記憶があります。
2. 給与・評価への不満
頑張っているのに給与が上がらない、成果が正当に評価されない。こうした不満は長年にわたって転職理由の上位に挙げられ続けています。特に評価基準に不透明さを感じると不満がつのり、働く意欲がしだいに失われていってしまうのです。
男性の約10%、女性の約8%が「給与・評価への不満」を退職理由として挙げています。
3. 労働時間・休日への不満
残業や休日出勤が常態化している職場では、肉体的・精神的な疲労が蓄積し、プライベートとの両立が困難になります。まじめな人ほど仕事が集まってくるため、燃え尽きてしまうケースも少なくありません。
「労働時間・休日への不満」は男性約9%、女性約13%が挙げており、特に女性では退職理由の上位に挙がります。
\編集部より/
労働時間が長くなり休日出勤も増えて、家族とゆっくり過ごす時間が持てなくなりました。それによって家庭内の不和が生じてしまったことが、脱サラを決意した決定的な理由です。
家族を犠牲にしない働き方を設計することも、大切な選択肢のひとつだと感じています。
辞めたいと思ったときの、まず試してみたい3つの対処法

「辞めたい」という気持ちが続いているとき、勢いのみで退職するのはおすすめできません。ここで紹介する対処法を実践してみてください。
1.今の職場で得たもの・得られるものを整理する
まず、今の職場で自分が得てきたものと、これから得られるであろうものを書き出してみましょう。
すでに十分なスキルや経験が身についていて、次のステージで活かせると感じるなら、転職に踏み出すタイミングかもしれません。一方、まだ達成したい目標があったり、もう少しで手が届きそうなスキルがあるなら、会社に残るといった選択肢も見えてきます。
「辞めたい」という気持ちを、自分のキャリアを見つめ直すきっかけにしてみましょう。
2.自分の心身の状態を確認する
辞めたくなったら、落ち着いてまずは自分の状態を確認してみましょう。「辞めたい」という気持ちの裏に、心身の疲れが隠れていることがあります。
活気の欠如、イライラ、不眠、食欲不振などは心身の疲れのサインです。この状態を放置してしまうと仕事のパフォーマンス低下や深刻な疾患、さらには日常生活にも影響が出てくることがあります。
厚生労働省が提供する「5分でできる職場のストレスセルフチェック」を使って、自分の状態を客観的に見てみましょう。結果次第では「休む」という選択肢も見えてくるでしょう。
有給休暇を使って休む方法もありますし、心身の不調が深刻な場合は、医師に「仕事に就けない」旨を証明してもらったうえで傷病手当金を受給しながら休職するという方法もあります。
「辞める」か「残る」かだけでなく、「休む」という選択肢も視野に入れておくべきです。
3.働き方・環境の改善を働きかける
辞める前に、一度会社に労働環境の改善を求めてみることも大切です。言いづらいと感じることもあるかもしれませんが、そこで一歩踏み出す勇気が、状況を変えるきっかけになることがあります。
相談相手は、必ずしも直属の上司でなくて構いません。信頼できる上司が別にいるなら、その人に話してみましょう。
部署異動の希望や、勤務時間・業務量の見直しなど、具体的に「こうしてほしい」という気持ちを伝えることが大切です。心身が限界に近いと感じるなら、有給取得や休職を申し出ることも選択肢の一つです。
言いにくいことを伝えた後に、会社が誠実な対応を見せるかは、残るか去るかを見極めるうえでの大きな判断基準になります。会社の対応を見て、冷静に判断してみましょう。
\編集部より/
辞めたいと思ったとき、すぐに辞めるのではなく「つらい胸の内」を直属の上司の上にいる上司に伝え、部署異動を叶えたことがあります。働きやすさが大きく向上しました。今いる場所で自分を認めてくれる人がいるなら、辞めずとも事態が好転することはあり得ます。
辞めることを決意したら——転職の準備を始めよう

「やっぱり辞めよう」と気持ちが固まったら、焦らず、ここにある内容を参考に退職に向けた準備を進めましょう。
自分のキャリアを棚卸しする
転職活動を始める前に、まず自分のこれまでを整理しておきましょう。頭の中にあるものを紙やメモに書き出すだけで、自分の強みや経験が見えやすくなります。
- 保有資格・免許
- 職歴ごとの業務内容
- 数字で示せる実績(売上、改善率など)
- 表彰歴・社内外での評価
- やりがいを感じた仕事・場面
- 仕事の中で工夫したこと
- 身についたスキル(PCスキル、語学、専門知識など)
これらを整理しておくことで、求人サイトで仕事を探したり、誰かに相談したりする際の材料が着実に揃います。焦って動き出す前に、まずこの一歩を踏んでおくと、転職活動がスムーズに進みやすくなります。
\編集部より/
スーパーマーケット時代、マニュアル作りの仕事が楽しいと気づき、「人にわかりやすく伝えるスキルが高い」と自己分析したうえでライター・編集者の道へ進みました。経歴やスキルを棚卸しをすることで、意外な強みが見えてくることがあります。
退職手続きの内容を事前に押さえておく
退職前後にはさまざまな手続きが発生します。あらかじめ流れを把握しておくことで、慌てずに動けます。
- 就業規則で退職申し出の期限を確認する(一般的に1〜2ヶ月前)
- 上司への退職意思の伝達
- 業務の引き継ぎ準備
- 離職票・源泉徴収票・雇用保険被保険者証など受け取る書類の確認
退職後の手続きは、転職先が決まっているかどうかによって変わります。
転職先が決まっている場合、入社日に合わせてスケジュール管理をする程度で済みます。社会保険・年金の切り替えは転職先が手続きしてくれる場合が多いためです。
一方で、転職先がまだ決まっていない場合は手続きが増えます。
- 国民健康保険または任意継続への切り替え(退職翌日から14日以内)
- 国民年金への切り替え(退職翌日から14日以内)
- ハローワークで雇用保険(失業給付)の申請
細かな内容は退職が決まってから調べれば大丈夫です。ただ、どんな手続きがあるかを先に知っておくと、いざというときに慌てずに動けます。
参考:
国保に加入するとき|帯広市ホームページ 十勝
ハローワークインターネットサービス - 雇用保険手続きのご案内
実際に求人情報を見てみる
準備が整ったら、いよいよ求人情報を見てみましょう。
「こんな仕事があるんだ」
「自分の経験が活かせる場所があるかも」
そんな発見が、次の一歩への背中を押してくれます。在職中から情報収集を始めることで、焦らず精神的な余裕を持って転職先を探せます。転職先が決まってから退職すれば、収入が途切れる心配もありません。
一般的に準備から入社まで3〜6ヶ月程度かかるため、早めに動き始めることが大切です。なお、3〜4月は転職市場が活発になる時期で、求人数も増えやすいシーズンです。一般的に準備から入社まで3〜6ヶ月程度かかる
十勝・帯広にはこんな仕事があります

「転職するなら、地元・十勝でも考えてみたい」という方へ。TCRUでは、十勝・帯広エリアを中心にさまざまな求人をご紹介しています。思っている以上に多様な仕事があるエリアです。ここでは豊富な転職先の一部を紹介します。
農業・酪農・畜産
日本有数の農業地帯である十勝ならではの求人です。畑作・酪農・養豚・肉牛飼育など、農場・牧場の種類も多様です。住居を用意している求人も多く、移住を検討している方にとっても選びやすい選択肢のひとつです。
事務・総務・経理
事務職系は職種の幅が広く、未経験歓迎の求人も多いのが特徴です。総務・人事・経理・アシスタント職など、オフィスワーク全般にわたる求人が揃っています。「前職とは違う環境で、落ち着いて働きたい」という方にも選びやすい職種です。
建設・土木・施工管理
十勝エリアは開発・インフラ整備の需要が高く、建設・土木系の求人が充実しています。施工管理や現場作業員など職種も幅広く、資格取得支援制度を設けている企業も多いため、未経験からでもキャリアを築きやすい環境です。
製造・物流・ドライバー
食品加工や部品製造、大型トラックによる輸送など、十勝の産業を支える仕事です。安定した雇用環境を求める方や、体を動かしながら働きたい方に向いています。普通自動車免許から大型・特殊免許まで、活かせる資格の幅も広いです。
一人で悩まず、まずは一歩。
あなたの「次のはじまり」を、TCRUが一緒に考えます。
仕事を辞めたいと感じたら、焦らず一歩ずつ

「仕事を辞めたい」という気持ちは、弱さではありません。
多くの人が3年以内に最初の職場を離れています。大切なのは、つらいと感じたときにその気持ちを受け止めたうえで、焦らず適切な対処法を考えることです。
勢いで退職を決めるのではなく、部署異動や長期休暇など、自分が働きやすくなるための選択を申し出てみるのもおすすめです。
一方で、辞める決意を固めたなら、自分のキャリアを棚卸ししたり求人サイトを見たりと、戦略的に行動するようにしましょう。
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