上士幌町で国際交流の芽が出る!?外国からの新しい風が吹き込む小さな町「北海道上士幌町」。そこで、あるイベントが、その場所で異文化交流の火を灯しました。イベント名は「えんがわCafe」。一体どんな交流会が行われたのか、そしてその魅力とは?続きを読んで、その秘密を探ってみましょう!
去る9月9日、独立行政法人国際協力機構(JICA/ジャイカ)海外協力隊の派遣前に日本の地域活性化に取り組む「グローカルプログラム」で北海道初の受入地となる上士幌町で活動する実習生、渡瀬なのはさんが企画した外国人在住者と地元上士幌の日本人による交流会「えんがわCafe」が開催されました。
当日は、上士幌町に住むベトナム国籍の12人とモンゴル国籍の4人が参加し、地元日本人の約10人と楽しいひとときを過ごしました。
そして、主催した渡瀬さんが「上士幌町は外国人の住民が意外と多い約136人(総務省2020年調査)のに、なかなかその姿を見かけることが少ないんです。でも、この『えんがわCafé』をきっかけに、多くの外国人と地元の日本人が顔を合わせ、文化交流の場を持ちました」と語る通り、初の試みとして大成功だったようです。
会場を盛り上げたのが、浴衣を着ての写真撮影!地元の日本人が手を差し伸べ、ベトナムやモンゴルから来た方々と浴衣で記念撮影。みんなの笑顔が、このイベントの成功を物語っていました。
けん玉や茶道体験も大人気!ベトナムの参加者たちは、日本の文化に興味津々。そして、ベトナム料理のフォーや春巻きが振舞われると、日本人も外国の味に舌鼓。両国の文化が織りなすハーモニーが、会場に広がっていました。
参加者の声を聞くと、「また参加したい!」という意見が多数。もちろん、こういう交流会を成功させるには、地元の協力や企画者の情熱が欠かせません。
イベント後、主催者の渡瀬さんはこう語りました。
渡瀬さんも、JICA海外協力隊として今後スリランカでの活動を控えていますが、この「えんがわCafe」の成功が、他の地域でも外国人との交流のきっかけとなることを願っています。
自分たちの町でも、こんな交流会があったらいいなと思いませんか?異文化交流の楽しさ、それは新しい友達や経験を作る魔法のようなもの。一歩踏み出して、新しい世界を体験してみませんか?
渡瀬さんが「グローカルプログラム」で課せられたのは、地域の課題を地域の資源を生かして活性化させるというミッション。
「えんがわCafe」は見事に課題解決への道筋をつけたに違いありません。