「ふるさと副業」を知っていますか?日本政府が働き方改革の一環として、副業を促進する政策を推進するようになって以来、副業を始める人は増え副業人材を活用する企業や副業を容認する企業も増えてきました。その中でも、都市部で働きながら地方の仕事を副業でする「ふるさと副業」が今、注目を浴びています。将来的に地方での暮らしや転職を考えている方も、まずは一歩目として副業を通じて地方に触れてみると良いでしょう。この記事では、トレンドワード副業とその中でも注目を浴びているふるさと副業について解説します。副業を入口に十勝と出会ってみませんか?
2018年に施行された改正労働契約法で、副業を禁止する旧来の「禁止就業条項」を禁止することにより、日本でも企業が副業を容認する環境が整いました。また、企業が副業を認めることにより、従業員のモチベーション向上やスキルアップにもつながるとされ、企業側でもメリットがあるとされています。
そのため、副業人材は年々増え、副業したい人材と仕事を依頼したい企業を繋ぐためのマッチングサービスも充実してきています。TCRU(ティクル)tcru.jp もそのひとつですね。
2020年の厚生労働省の調査によると、副業をしている人は全労働者のうち約8%に上ります。副業をしている人の中で、男性の割合が高く、年齢層は特に30代から50代が多い傾向にあります。また、副業をしている理由としては、収入の増加やキャリアアップ、趣味やスキルアップなどが挙げられています。
最近では、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務やオンラインビジネスの増加などにより、副業をする人も増えていると言われています。今後も、柔軟な働き方が求められる中で、副業人材の需要が高まっていく可能性は高いでしょう。
ふるさと副業とは都市部に住んで働いている人が、地方の企業や自治体の仕事を副業として行うことです。「ふるさと」と聞くと出身地のことに聞こえますが、出身地かどうかは関係ありません。
地方の企業と一緒に働くふるさと副業には下記のようなメリットがあります。
副業なので、もちろん収入を得ることができます。しかし、収入だけを追うのであればわざわざふるさと副業じゃなくても、首都圏を中心とした都市部で副業の案件はたくさんあります。
わざわざふるさと副業を選ぶ方には「その地方が好き」「地方を応援したい」「お世話になっている人がいる」など地方や自治体、会社そのものに愛着を持っている方が多いです。
ふるさと副業では地域の農業や観光産業などに取り組むことで、地域の経済を活性化することができます。また、地域の特産品や工芸品などを販売することで、地域のPRにもつながる案件も多数あります。自分が好きな地域を仕事として応援したり、関われたりするのは大きな魅力です。
また、ふるさと副業を通じて、地域の人々とのつながりが深まるのも魅力の一つです。地域の人々と交流をすることで、新しい出会いや発見があるかもしれません。
企業側にとっては、自社に不足している人材を採用できるチャンスです。特に地方ではIT人材など採用が難しい職種もあり、副業で採用が難しい職種を依頼できるのは非常にありがたいシステムになっています。
そうでなくとも、最新の情報やノウハウを持っている人材が近くにいないことは、よくあるので案件数など地方よりも多い都市部の人材とコミュニケーションを取れることは企業にとっての大きなメリットです。
これらの魅力があるため、ふるさと副業は、地方創生や地域活性化に貢献するための有力な手段の一つとして注目されています。
ふるさと副業というだけあって、普段は都市部で本業を持ちながら休日や隙間時間で副業をしている人が多いです。(フリーランスで関わっている人ももちろんいます)
そのため、地方にずっと滞在できるわけではありません。そんなふるさと副業は主に二つの関わり方があります。
オンラインであれば都市部にいながら働けるので、少ない労力で地方に関わることができます。Web系の仕事や事務、経理などに加えて、営業や人事もオンラインツールを使ってフルリモートで関わるケースも多いです。
もう一つは、休日に現地まで移動して働く方法です。その際には交通費を出してくれる企業もあります。直に企業の人と会うことができるので、より密なコミュニケーションを取れますし空いた時間で現地を観光することもできます。普段はオンラインで2~3ヶ月に一度くらい現地を訪れるという働き方もあるようです。
ふるさと副業が発展して二拠点生活(デュアルライフ)を送る人も増えてくるかもしれません。ふるさと副業にはライフスタイルや働き方を変える可能性がまだまだ隠されています。
ふるさと副業が注目を浴びている背景には、地方企業と人材をマッチングさせるサービスが多数登場していることも挙げられます。
ここでは地方に特化したマッチングサービスを紹介します。
ふるさと兼業は地方に特化したプロジェクトと人材のマッチングプラットフォームです。岐阜県のNPO法人G-netが運営しており、地方団体ならではの運営方法が取られています。
「共感と熱意からはじまる」というキャッチコピーがあるように、「自分が応援したい」と思える地方やプロジェクトを探しやすくなっています。クラウドファンディングのようにプロジェクトに関わる人の想いなどを知ることができるので、気になった地域でどんなプロジェクトがあるかを探してみましょう。
https://talent.aw-anotherworks.com/
複業クラウドは副業・複業案件が多数掲載されているプラットフォームです。様々な業種・職種の案件が掲載されているので、自分の経験や資格・知識を活かせる仕事を見つけやすいでしょう。
また、複業クラウドは多数の地方自治体と提携しており市役所などのプロジェクトも多数あるので、地方PRや自治体との仕事をしてみたい方はチェックすべきサイトです。
Skill Shift(スキルシフト)は地方に特化した副業マッチングサービスです。オンラインに限らず、月に一度訪問してほしいというプロジェクトも多く掲載されています。効率の良い副業を探したいという方よりは好きな地域に行って楽しみながら副業をしたいという方に向いています。
業種も幅広く、食品や農業、漁業など地方ならではの企業と関われるチャンスでもあるので、本業と違うことに挑戦してみたいという方はぜひチェックしてください。
ふるさと副業は都市部にいながら地方に関われる新しい取り組みです。「関係人口」という言葉が登場しているように、住んでいなくても愛着や関わりのある地域が増えることは仕事以外の人生を充実したものにしてくれるかもしれません。
案件には短時間やスポットでできるものもあるので、興味のある方はまずはどんな仕事があるのかぜひ見てみてください。
とかちの副業であれば、TCRU(ティクル)をよろしくお願いします。tcru.jp