地方創生企業「そら」が描くこれからの十勝 グ
ループ戦略責任者 山中良助

Nov. 18
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北海道十勝、豊穣の大地が生んだ一期一会の対話。地方創生を牽引する企業「そら」。今回は、メガバンクからアメフト繋がりで十勝を訪れ、そのまま「そら」に入社するという稀有な移住を果たした山中良助さんが主人公です。とにかく“異色”三昧の素顔に迫ります。(取材:三浦豪 / 記事・写真:スマヒロ編集部)

INTERVIEWER | 三浦 豪 | みうら ごう

株式会社dandan 代表取締役 | PwCの戦略コンサルティングチームStrategy&、ベンチャーキャピタルの Reapraグループを経て、2021年に株式会社dandanを創業。人や組織は「だんだん」変容するというコンセプトで、企業研修や経営支援、コンサルティングを行っている。

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三浦豪×山中さん

2020年4月、縁もゆかりもない十勝・帯広で元野村證券の米田健史さん、水野彰吾さんと元日本生命の林佑太さんらが立ち上げたのが地方創生ベンチャー「株式会社そら」です。今回の主役は、銀行員からのアメフト部のコーチという異色の経歴の持ち主である、そらのグループ戦略責任者、山中さんにお話を伺います。

PROFILE | 山中 良助 | やまなか りょうすけ

愛知県豊橋市出身。京都大学卒業。在学中は4年間アメフトに打ち込む。卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入行し、4年半勤めたのち、母校・京大でアメフト部のコーチとして3年3カ月の間、チームの育成に全力を注ぐという異色の経歴。その後、共通の知人の縁で株式会社「そら」に入社。現在はそらのグループ戦略責任者として、多岐にわたる業務に携わる。

アメフトに打ち込んだ青春

三浦 あらためて、今日はよろしくお願いします。山中さんの人となりをいろいろお伺いできればと思っています。京都大学のご出身ということですが、もともと勉強は得意だったんですか?

山中 課題などはちゃんと出すタイプの子どもでした。頑張ったら良い成績が取れそうだなと思うと頑張れるところもあって、学校での成績は悪くなかったと思います

男4人兄弟の三男なのですが、兄よりも良い成績を取ろうという部分は幼い頃からあったのかもしれません。

京都大学には1年浪人して入ったのですが、現役時代は一橋大学を受けていたんですよ。受験の際に「東京以外の街も見てみたい」と感じ、浪人生活をする中で「歴史のある街がいいな」と思って京都大学を選びました。

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三浦 なるほど、入学後はどんな学生生活を送っていたんですか?

山中 大学時代はアメフト一本です。小学校では陸上部で、中学校ではテニス部、高校ではバレーボール部と、落ち着きのない感じでしたね。幼い頃から、スポーツで勝ちたいという気持ちを強く持ち育つなかで、アメリカンフットボールであれば日本一を目指せるということに魅力を感じました。当時のアメフト部は、就職活動よりも練習を優先するほど競技に打ち込む選手が多く、お陰様で大学には5年間通いました。

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三浦 とても充実した(?)学生生活ですね。卒業後に銀行を選んだ背景も伺ってもいいですか?

山中 「地方創生」というキーワードにはずっと興味があったんです。浪人時代に、地元の豊橋駅前の予備校に通っていたのですが、「まちなかに人が歩いていない」と感じ、活気のない街をどうしたらよいだろう。そういう思いが漠然とあって、地方創生の気持ちが強くなっていきました。卒業後の進路として受ける業界はばらばらでしたが、「地方で何か貢献ができる会社が良いな」と考えていました。そんな中で、縁あって三菱UFJ銀行に入行することとなりました。

バンカーからアメフト部コーチへ

三浦 バンカー時代はどのようなお仕事をしていたんですか?

山中 銀行では、大阪の支店の配属で、そこでは法人営業を担当していました。大変な経験もありましたが、人と会うのが好きなので楽しかった記憶が多いですね。支店には3年ほど在籍して、その後は淀屋橋にある営業本部に1年半ほどいました。

三浦 その後アメフトのコーチへ転身されるわけですが、どのようなきっかけがあったのですか?

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山中 前述した通り、地方創生への興味が理由です。銀行の在籍中も、地場の中小企業を資金面から支えることで地方創生に貢献できると思ってはいましたが、自分が描く将来像とは少し違うなと感じていた部分もありました。

銀行というのは事業主体ではなく、実業への関わり方も限定的になってしまいます。銀行での仕事を通して、実際に地域を能動的に動かしていくようなプレイヤーになりたい気持ちが強くなりました。そんなモヤモヤしている自分が給料をもらい続けるというのも許せず、まずは、一旦退職して考えようと決め、銀行を辞めることにしました。

三浦 なるほど。通常、会社を辞めるときって、次の転職先を決めたり、何かしら方針を持って退職すると思うのですが、次のことを何も決めずに一旦退職してみるという決断はすごいですね。失礼ながら、その決断や考えは相当変わっているなと感じました。(笑)その後はどうなったのですか?

山中 母校の京大アメフト部には銀行員時代もコーチとして顔を出していたのですが、銀行を退職した後も顔を出し続けていました。当時は京大アメフト部のチーム体制が大きく動いていたタイミングでもあり、後輩たちの力になれればと専属のコーチとなることを決意しました。

コーチをやめた先で、念願の地方創生の事業へ

三浦 アメフトのコーチ業というものは、私には想像もつかないのですが、どのような仕事なんですか?

山中 チームとしての戦略や試合中の戦術を決めることはもちろん、日々の練習内容や選手の適切な配置を試行錯誤して考えていました。それぞれの選手の特性やチームの状況に加え、対戦相手の戦力や戦略を考慮しながら、自分のチームではどういう戦略を採るべきなのか考えます。今振り返ると、ビジネスでいう経営戦略の意思決定に近い要素もあるのではないかと思います。

3年3ヶ月ほど経験を積む中で、通常のサラリーマンでは得られない経験を積ませていただきました。勝つためにはどうすればいいのか、圧倒的に考えさせられる時間が多く、とても実りのある期間でした。

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三浦 私はアメフトについては詳しくないのですが、他のスポーツに比べても非常に戦略の部分が重視されると聞いたことがあります。組織でどのように最大の成果を生み出すのかという点は、おっしゃる通りビジネスの現場にも通じる面は多そうですね。

三浦 どのようなきっかけで辞めることになったのですか?

山中 およそ3年の時間が経ち「やれることは十分やった」と思えたことと、もともと持っていた地方創生への熱が再燃したことが理由です。もちろん、アメフトを通じて地方を盛り上げるという側面もあるのかもしれませんが、それよりももっとど真ん中で、地方創生をやりたいなという気持ちがずっとあり、挑戦するとしたら「ここだな」と決断しました。それで正式に辞めたのが今から1年半前(2022年)の3月末ですね。

三浦 一旦辞めようと思ったら、次を決めずに動き出してみるという感じで、山中さんの生き方は見切り発車的なんですね!その後、「そら」との出会いがあるんですね。

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山中 そうなんです。違うと思ったら次も決めずに動いてしまうんです。しばらくニート生活になるのかなと思いながら過ごしていたのですが、ここで米田と出会うことになりました。京大時代の先輩から「米田さんという面白い人がいるが会ってみないか?地方創生のド真ん中にいるぞ」と話を持ち掛けられたことがきっかけです。

会う前に「そら」のホームページを見ましたが、今よりも情報が乏しく「何をやっている会社なんだろう」と感じたのを覚えています。ただ十勝にも行ったことがなかったので、「とりあえず一回行ってみようか」と決め、そうして米田と面談しました。話し終わった後「とにかく面白そうだ」と思ったのが正直な感想でした。

三浦 その当時の「そら」でいうと、十勝エアポートスパそらの建築をしていた頃だったそうですね。

山中 そうです。約7億円かけてスパを建てている最中でした。立ち上げて2年足らずでいくつもの地方創生事業に取り組んでいる様子を見て「一体どうやって?どういう会社なんだ。でも面白そう」とワクワクしたことを覚えています。

三浦 結果的に、山中さんはすぐ「そら」への入社を決断し、縁もゆかりもない十勝に移住することになったんですね。不安とかはありませんでしたか?

山中 不安よりも、スピード感が半端ないと感じたのと、他に似たような会社を聞いたことが無かったので、「いったいどうやっているんだろう」というワクワクのほうが強かったですね。

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今回の主人公は「移住した友達に会いに来たら、ぼくも移住しちゃいました。それだけの魅力とポテンシャルを感じたからです」と話す長谷川貴彦さん。2022年12月、冬の時期に島根県から北海道中札内村に移住。出身は愛...
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三浦 後の上司となる、社長の米田さんに対する印象はどうだったんですか?

山中 純粋に「面白い」と思いました。ふところに入ってみたい、という気持ちが凄く湧いたのを覚えています。もちろん事業自体にも興味を惹かれました。ただその中で自分が何をするのかということよりも、飛び込んだら面白いんじゃないかと。

まさにフットワークの鬼である山中さんの「そら」でのこれからは

三浦 山中さんらしい意思決定ですね。そこは何も変わらないと。そして、2022年の4月から十勝に来たわけですね。十勝を知らなかった人から見て、十勝の印象ってどうでしたか?

山中 時間をかけて十勝を見たり過ごしたりするなかで、色々な角度で地域を知ることができました。答えは「住みやすい」「人が優しい」「食の宝庫」「気候が最高」などなど、一年中を通して良いところばかりです。

三浦 いまもいろいろと裁量が大きな活動が多いとのことですが、グループ戦略責任者としてどんな役割をされているんですか?

山中 グループ戦略責任者としては、グループ全体の戦略を考えるという役割を与えられています。新たな会社「かぜ」の事業にも携わりますし、フェーリエンドルフを今後どうしていくか、というところにも関わっています。また人材採用をどうしていくか等、幅広く業務を担当しています。

三浦 地方創生をずっと志していたわけですが、今の仕事をしていく中で、改めて地方創生への考え方を伺ってもいいですか?

山中 時代が変わる中で衰退してしまう部分があるという事実は、ある程度仕方がないと思います。一方で、魅力ある部分には目を向けて、とことん磨いていくべきだと思うんですね。十勝で言ったら、食の宝庫であることや美しい景色は絶対活かせるなと思いますし、空港も身近にある。ただそれだけのポテンシャルがあっても、動かしていくためには、ある程度リスクを取ってお金を突っ込んでいく必要があると思います。適切にリスクを取ることで変化が生まれると感じています。

取材を終えて

大手銀行マン→アメフトのコーチというユニークな経歴をもつ山中さんですが、何よりも興味深かったのがそのフットワークの軽さでした!思い立ったらすぐに環境を変え、行動に移すという「らしさ」をこれからも活用し、十勝地域の発展に貢献されることを楽しみにしています!

次回は、株式会社そらの投資戦略・運用責任者、高橋洋太さんです!

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