十勝の女性起業家や北海道の事業創発する女性たちが帯広に集合!10月21日、北海道帯広市のとかちプラザで、女性の社会参画と起業をサポートするイベント「まなび・体験・つながりHIROBA in 帯広」が開催されました。北海道が主催するこのイベントは、女性活躍の機運を醸成し、地方での起業を考える女性に対して実際の成功体験を共有する場となりました。
北海道の女性起業家から勇気とヒントを得られる「まなび・体験・つながりHIROBA in 帯広」では、北海道の豊かな資源と独自の文化を胸に刻み、札幌や十勝管内から集まった女性起業家や事業家たちが、一堂に会し、その創造力と地域愛を見せつけました。
彼女たちは、アイヌ文化の精髄、白樺の樹液の清冽さ、そして北海道産の農作物の新鮮さを活かした、心温まるプロダクトを披露し、訪れた人々にその魅力を広めていました。
「まなび・体験ブース」には、女性が起業したカフェから出展された、ふんわりとした菓子や香ばしいコーヒーが並び、その一つ一つに、北海道の自然と伝統が息づいていました。
「北海道に住んでいますが、知らない効能がいっぱいで楽しかった」(30代女性)
「東京から移住してきて、北海道の自然由来の商品が大好きなので楽しかった」(40代女性)
彼女たちのプロダクトは、単なる商品ではなく、地域に根差した愛と誇り、そして未来への期待が詰まった、物語を伝えるアイテム。
北海道の資源を生かし、アイヌ文化を尊重し、地元の農作物を支える、これらの女性起業家たちは、地域社会に新しい風をもたらし、多くの人々に希望と勇気を提供したことでしょう。
トークセッションでは、地域に根ざしたビジネスを展開する3人の女性起業家が登壇。彼女たちはそれぞれの経験を通じて、地方で起業する際の準備や心構え、そして女性としての働き方について語りました。
堀田悠希さんは、「準備期間は短かったが、創業メンバーや資金調達に奔走し、最低売上と最高売上の時のシミュレーションを繰り返していた」と振り返ります。一方、山川知恵さんは、「初めはお金(売上)が目的だったが、次第にまちづくりの重要性を感じ、多くの人から声をかけてもらうようになった」と、地域貢献の重要性を強調しました。
特に印象的だったのは、女性ならではの生活や働き方についての話。
山川さんは、「すべてはトライアンドエラー。仕事もプライベートも人生そのものもトライアンドエラーだと思っている」と語り、堀田さんは、「すべてを受け入れてナチュラルに生きることが大事だと気づきました。虚勢は貼る必要はありません」と、自分らしい働き方の重要性を伝えました。
また、山川さんは十勝の起業風土について「移住をきっかけに起業する人も多い。また、とかち・イノベーション・プログラムという帯広市・帯広信用金庫・野村総合研究所が作った起業家輩出プログラムがあり、9年が経ち、そこから多くの事業創発や起業家が生まれています。こんな起業家を支援する地域は全国的にも少ないでしょう」と話します。
参加者からは、
「トライアンドエラーやありのままで良いという言葉に共感」
「起業は勢いも大切だと感じました」
といった声が寄せられ、登壇者の言葉が多くの女性に勇気とヒントを提供したことが伺えました。
このイベントは、地方での起業を考える女性にとって、共感や学びの場となり、今後の活動への一歩を刺激するものでした。北海道が提供するこのような支援イベントは、地方での女性活躍の一助となることでしょう。
帯広市出身、在住。2015年より空間デザイン、空き家空き店舗活用、起業支援、イベント企画運営あちづくり全般の事業を展開。藤丸株式会社 顧問、十勝◯◯婦人部人材育成グループ長
「日本一町民に必要とされる道の」をビジョンに、地域の良さ、価値をさらに見出し、この地域との良さ、価値をさらに見出し、この地域と社会に貢献できるよう活動
企業や店舗のブランディング、広報全般、SNS運営のサポートのほか、取材・文章作成、記念誌自分史などの編集サポートを行う。今回はコーディネーターを担当。