帯広市に隣接し、都市の便利さと十勝らしい自然を兼ね備えた音更町。
北海道で最も人口が多い同町は、商業施設や子育て環境が充実し、北海道への移住を考える世代から注目されています。
この記事では、交通や住まい、子育て支援、仕事など、音更町で新しい暮らしを始めるために知っておきたい情報を紹介します
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北海道で最も人口が多い町|音更町

音更町は十勝川を挟んで帯広市の北側に位置する町です。
帯広駅からは車で15分ほどでアクセスできます。昭和40年代後半、車の普及とともに帯広市のベッドタウンとして市街地や住宅団地が広がり、今の生活基盤ができあがりました。
また、道内の町村の中では最も人口が多い町でもあります。
令和8年6月末現在の人口は41,790人、世帯数は21,085世帯。市を含めた道内全市町村(179市町村)の中で見ても、上位20位以内に入る規模を維持しています。
冬の気温は低めだが雪は少ない

一口に「北海道の冬」といっても、地域によって気候はまったく異なります。
音更町は、気温は低いものの雪は少ないという、暮らしやすさにつながる特徴を持っています。
冬は氷点下20℃を下回るほど冷え込む日もありますが、積雪は札幌市や小樽市など日本海側の地域と比べると少なめです。
積雪が少なければ、それだけ雪かきの回数や量が減るということです。朝の通勤・通学前に何十分もかけて雪かきをするといった負担は抑えられます。
北海道の冬の暮らしやすさを左右するのは、実は気温の低さよりも雪の量なので、音更町で暮らすうえでの大きな安心材料になります。
一方、夏は30℃を超える日が続くこともあります。ただし湿度が低くからっとしているため、日中は暑くても朝晩は涼しく、寝苦しい熱帯夜になることは多くありません。
音更町が選ばれる3つの理由
音更町が移住先として選ばれている背景には、暮らしやすさを裏付ける3つの理由があります。
商業施設の充実

木野地区を中心に、国道241号沿いにスーパーやドラッグストアなどの商業施設が集まっており、日常の買い物に困らない環境が整っています。
2023年11月には「無印良品 ハピオ木野」がオープンしました。
十勝エリア初出店・道内18店舗目という単独店舗で、道東では20年ぶりの出店として話題になった一件です。
商圏が見込める町だと判断されたことは確かで、企業側からも一定の期待を寄せられている町だといえそうです。
食料品から日用品、衣料品まで木野地区でひととおり揃えられるため、帯広市街まで出かけなくても、日常生活はほぼ町内で完結します。
買い物のためにわざわざ町外まで足を延ばさなくていい利便性の高さも、音更町の暮らしやすさのひとつです。
空港や駅、他の都市へのアクセスの良さ

音更町の魅力の一つが、空港や駅、他の都市へのアクセスのよさです。日常の行き来はもちろん、飛行機での帰省や出張にも対応しやすい面があります。
町内には道東自動車道の音更帯広ICがあり、札幌にも釧路にも高速道路で直行できます。
【車での移動時間】
- 音更市街→とかち帯広空港:約50分
- 音更市街→帯広駅(JR):約15分
- 音更帯広IC→札幌方面:約2時間40分
- 音更帯広IC→釧路方面:約1時間30分〜1時間40分
手厚い子育て支援

音更町は、医療費・出産・住まいの3つの面で子育て世帯を支えており、子育てしながらでも移住しやすい環境が整っています。
子どもの医療費負担が軽くなる
0歳から中学校卒業まで、通院・入院にかかる医療費の自己負担が軽減されます。
乳幼児や住民税非課税世帯の小中学生は自己負担なし。住民税課税世帯の小中学生も、入院は全額助成、通院は自己負担が実質1割まで軽減されます(子ども医療費助成)。
出典:音更町公式サイト「子どもの医療費助成」
出産にかかる費用の一部がまかなえる
妊娠時と出産後の合計2回にわたり、国の制度に基づく給付金が支給され、実質10万円相当を受け取れます(出産・子育て応援給付金)。
おとふけ町子育て支援サイト「出産・子育て応援給付金について」
家賃の負担を抑えて暮らせる
子育て世帯向けの民間賃貸住宅家賃補助制度もあります。家賃の3分の1(上限15,000円)を、最長60カ月にわたって補助してもらえる仕組みです。
音更町公式サイト「子育て世帯向け家賃補助住宅について|北海道十勝 音更町」
医療費、出産、住まい、それぞれの負担が軽くなる制度が揃っているからこそ、子育て中でも安心して新生活をスタートできます。
音更町の観光・見どころ
観光地に「わざわざ出かける」のではなく、暮らしの延長で気軽に立ち寄れる。それが音更町に住む魅力の一つです。休日にふらっと足を運べる距離感だからこそ、移住後の暮らしに自然と溶け込んでいきます。
代表的な観光・見どころを紹介するので、実際に暮らした時、訪れるイメージを膨らませてみてください。
十勝川温泉のモール温泉

音更町を代表する観光地のひとつに十勝川温泉があります。
ここで湧いている「モールの湯」は、太古の植物が長い時間をかけて堆積してできた亜炭層を通って湧き出る、植物性の有機物を多く含む温泉で、世界的にも珍しい泉質として北海道遺産にも選定されています。
褐色のお湯は肌に触れるとつるつるとした感触があり、「天然の化粧水」とも呼ばれるほどの美肌の湯として知られています。
多くの人が旅行で訪れるこの温泉地が、暮らしの中で気軽に立ち寄れる場所になる。それも、音更町で暮らす楽しみのひとつです。
十勝が丘公園「ハナック」

十勝川温泉のすぐそばにある十勝が丘公園には、季節ごとに違う顔を見せる名物スポットがあります。
夏の主役は、直径18mの巨大な花時計「ハナック」です。約2万株の花が季節ごとに植え替えられ、かつては世界最大の花時計としてギネス認定されたこともあります。
冬には、同じハナック広場が光と音のファンタジックショー「彩凛華(さいりんか)®」の会場に姿を変えます。例年1月下旬から2月中旬にかけて開催され、十勝川温泉に飛来する白鳥にちなんだ、冬ならではの人気イベントです。
春から秋にかけては、週末にお弁当を持って、その時々の花に包まれた時計を眺めに出かける。冬は、毎年の恒例行事のように光のショーを観に訪れる。
季節ごとの楽しみが増えるのも、音更町に暮らす魅力です。

道の駅おとふけ「なつぞらのふる里」

音更町にある「道の駅おとふけ なつぞらのふる里」は、『北海道じゃらん』の「道の駅ランキング」で2025年・2026年と2年連続1位に輝くなど、大変な人気を集めています。
フードコートには、帯広名物のインデアンカレーや豚丼「ぶたはげ」など、十勝産食材を使った飲食店が集まっています。
せっかく音更町に住んだけれど、どこに食べに行けばいいかまだわからない。そんなときは、まずここに来てみてください。
食事を済ませたら、そのまま新鮮な野菜や特産品が並ぶ農畜産物等販売所「なつぞら市場」で、今晩の食材選びもお任せ。買い物まで一か所で完結します。

最後に、NHK連続テレビ小説『なつぞら』の世界観を再現した「なつぞらエリア」をちょこっとお散歩。休日に子どもを連れて人気ドラマの世界を歩けるのも、音更町ならではの体験です。
十勝牧場の白樺並木

十勝牧場は、十勝を象徴するような景色が、暮らしのすぐそばにある人気スポットです。
入口から約1.3kmにわたって続く白樺並木は、白樺が一直線に並ぶ絶景のひとつ。映画やテレビドラマのロケ地としても知られています。四季で眺めが変わることから、写真撮影スポットとしても人気です。

時間に余裕があれば展望台へも足を延ばしてみましょう。初夏から晩秋にかけては馬やめん羊がのんびり過ごす姿を見ることができ、遠くには日高山系や十勝平野の景色が広がります。
離れて暮らす友人や家族に、写真付きで移住後の近況を伝えるなら、背景はここで。十勝らしい風景の中での一枚が撮れます。
音更町のTCRU求人情報
音更町には、地域に根ざしながら安定した待遇を用意している企業があります。実際にTCRUで募集されている求人を紹介します。
株式会社山忠HD

「ヤマチュウ」の愛称で親しまれる株式会社山忠HDは、音更町に本社を置く食品専門商社です。十勝・北海道産の豆類や小麦を生産者から直接仕入れ、全国の食品メーカーや小売店へ届けています。
グループの中核を担う山本忠信商店は、地元で「豆屋の山忠」として70年以上にわたり親しまれてきました。北海道産小麦100%にこだわった製粉事業にも取り組み、十勝の農業と全国の食卓をつないでいます。
音更町内で120人以上、グループ全体では200人以上が働く、地域を代表する企業のひとつです。近年は、ドローンの活用や品種改良など農業分野の新しい技術にも投資し、食品商社の枠を超えた事業を展開しています。
募集職種:営業職・製造スタッフ・経理事務など
雇用形態:正社員
給与:月給22万円〜30万円(職種による)
求人の詳細・応募は以下のページよりご覧ください。
学校法人帯広葵学園

学校法人帯広葵学園は、「子どもたちの笑顔と心を育む」を理念に、音更町や帯広市で認定こども園、幼稚園、保育園、児童発達支援事業所などを運営しています。
絵本や童謡、英語、食育などを取り入れ、子どもたちの感性や好奇心を育む教育を実践。音更町内でも市街地から農村部まで複数の施設を展開し、地域の子育てを支える重要な役割を担っています。
インターンシップや公開保育に参加できる機会も設けられているため、実際の職場や保育方針を確認してから応募を検討できます。移住を伴う転職では、働く環境を事前に知れることも安心材料になるでしょう。
募集職種:保育教諭・保育士(正社員・パート)、給食調理員、事務員など
雇用形態:正社員
パート給与:月給18.5万円〜27.1万円(保育教諭の場合)
求人の詳細・応募は以下のページよりご覧ください。TCRU「学校法人帯広葵学園」の求人ページ
音更町で働く

音更町は、帯広市に隣接する利便性と、十勝らしい自然環境を兼ね備えた町です。商業施設や子育て環境が整い、北海道の町村の中で最も多くの人が暮らす町として発展してきました。
十勝川温泉や道の駅、十勝牧場の白樺並木など、休日を楽しめる場所も身近にあります。都市部の便利さを確保しながら、少し車を走らせれば温泉や牧場風景に出会えることが、音更町で暮らす魅力です。
町内には、農業や食品、観光、福祉、保育など、地域の暮らしを支える仕事があります。さらに通勤圏を帯広市まで広げれば、営業、事務、製造、医療、ITなど、仕事の選択肢はより豊富になります。
「北海道へ移住したいけれど、仕事や生活の便利さも諦めたくない」。そんな人にとって、音更町は現実的に新生活を始めやすい地域のひとつです。
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