放課後の子どもたちが安心して過ごせる居場所――学童保育所は、地域の大切な役割を担っています。働く保護者や通う子どもにとってはなじみ深い場所ですが、関わりがなければ具体的な仕事内容がピンとこない方も多いはず。
学童保育での仕事はただの”預かり”ではなく、子どもたち一人ひとりと向き合い、ときには悩みや成長をともに体感する仕事なんです。楽しさややりがいだけではなく、リアルな大変さもご紹介しながら、奥深い学童保育の魅力を深掘りしてみましょう。
特に十勝・帯広で「子どもと関わる仕事に挑戦したい」と思っている方は、TCRUのおすすめ求人も要チェック!

学童保育(法律上の正式名称は放課後児童クラブ)とは、放課後や長期休暇中に、保護者が仕事などで家にいない小学生を預かり、安心して過ごせる居場所を提供する施設のことです。
対象となるのは主に小学校低学年の子どもたち。学校が終わったあとや夏休み・冬休みなどに、子どもたちが一人で過ごす時間を減らし、安全と生活のリズムを守る役割を担っています。学童保育ではただ子どもを預かるだけでなく、
といった面も大切にされています。
子ども家庭庁が公表している「令和7年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」によると、登録児童数は1,570,645人に上り、学童保育所は全国25,928か所あります。また、全国で16,330人の待機児童も発生している状況です。
共働きが増えている現在の子育て環境では、学童保育が子育てと仕事を両立するためのインフラの1つになっているんです。
学童保育で働く指導員の仕事内容は子どもたちが安全に過ごすための環境を支えることです。保育園や幼稚園と違い、学童保育の子どもたちはすでに学校生活を送っている年齢なので「すぐに手を貸す」のではなく、子どもの自主性を尊重しながら見守る姿勢が求められます。
一日の流れは施設や曜日によって異なりますが、主な仕事内容とスケジュールは次のとおりです。

仕事の中心となるのは、子どもたちの見守りです。危険な行動をしていないか、ケガをしていないか常に視野を広くしておく必要があります。
何かあったときにはすぐに声をかけ、トラブルが起きそうな場面では早めにフォローする。「近すぎず、離れすぎず」の距離感が大切になります。
室内遊びや外遊び、工作や簡単なイベントなど、子どもたちが楽しく過ごせる時間を一緒につくるのも大切な役割です。とはいえ、常に企画を考え続けるわけではありません。
子どもたちが自分たちで遊びを見つけられるよう、環境を整えたり、必要なときだけ手を貸したりします。なかには静かな環境を好む子どももいるため、そういった気持ちを汲み取れるように一人ひとりの様子を知っておくことも大切です。

学童保育では、宿題の時間を設けている施設も多くあります。答えを教えるというよりは、
といった関わり方が中心です。また、おやつの時間や片付けなどを通して、集団生活のルールや生活習慣を身につけるサポートも行います。
子どもが帰るときには、その日の様子や気づいたことを保護者に伝えることもあります。
保育園や幼稚園では連絡ノートを通じて子どもの様子を共有することも多いですが、小学校に入ると基本的に何かあった場合のみ連絡を受けます。働く保護者にとっては特に、学童での様子は子どもを知るための手段として大切なものになるでしょう。
また、施設によっては出欠の確認や様子の記録、連絡帳や掲示物の準備といったといった事務作業を担当することもあります。

学童保育の仕事は大変そうというイメージを持たれがちですが、はたして本当でしょうか。よくある理由をご紹介しますので、”自分の場合”に当てはめて想像してみましょう。
学童保育では、子どもたちと一緒に体を動かす時間も多くあります。外遊びの見守りや、走り回る子どもたちへの対応など、汗をかくシーンも少なくありません。
特に人数が多い施設では、広いエリアに気を配る必要があるため、思っている以上に体力を使うと感じる人もいます。
という方ならば、仕事で運動も兼ねることができる学童保育の仕事はむしろ大きなメリットになるはずです。
学童保育には年齢や性格の違う子どもたちが集まるので、ときには言い合いや小さなケンカが起きることも。
感情が高ぶった子どもにどう声をかけるか、双方の話をどう聞くかなど、大人としての冷静な対応力が求められます。慣れるまでは、精神的に負担を感じる方がいるかもしれません。
といった、過去の経験を持つ方は学童保育でも強みとして活かせるかもしれません。
学童保育は、子どもたちの安全を預かる仕事です。ケガや事故が起きないよう注意を払う必要があり、「何も起きない一日」をつくること自体が仕事とも言えます。そのぶん、命の責任の重さをプレッシャーに感じる人もいるでしょう。
プレッシャーをモチベーションに変える心意気は、学童保育に限らず多くの職種で必要とされます。
学童保育は放課後や長期休暇に利用されるため、
といった勤務形態になることが多いです。生活リズムや家庭の事情によっては、時間帯が合わないと感じるケースもあります。勤務時間に関しては事前に募集要項をしっかり確認し、自分に合った条件だった場合に応募を検討しましょう。

学童保育は誰にでもできる簡単な仕事ではありませんが、たくさんの魅力があって「続けたい」と感じる人が多いのも事実です。学童保育ならではの”やりがい”とはなんでしょうか。
学童保育では、子どもたちと毎日のように顔を合わせます。最初は人見知りしていた子が少しずつ心を開いてくれたり、できなかったことができるようになったりと時間をかけて見守れるのが大きな魅力です。
「先生、聞いて!」と声をかけられたときや何気ない会話の中で信頼を感じたとき、この仕事のやりがいを実感する人も少なくありません。
学童保育の仕事では、子育ての経験や、これまでの人生経験がそのまま活きる場面が多くあります。
こうした力は、年齢や経歴に関係なく評価されます。「特別なスキルがない」と感じている人でも、学童保育で必要な素質とばっちり噛み合っていることも多いんです。
子どもの預け先がなく、もし学童保育もなければ、多くの子育て世帯が「子どもを留守番させるか、仕事をあきらめるか」の2択を迫られていたでしょう。そう考えると、学童保育は”子どもの預かり”という側面だけではなく、仕事や生活を支える役割を一緒に担っているともいえます。
自分の仕事が、地域の暮らしを支えている――学童保育の大きなやりがいのひとつです。子どもたちからの「ありがとう」と、保護者からの「助かっています」という言葉が原動力になります。

学童保育で働くための必須となる資格はありません。ただし、学童保育には配置を義務付けられている”放課後児童指導員”という資格がある点に注意です。
これまで学童保育で働く人のことは、資格や経歴にかぎらず大きなくくりで”指導員”といわれていました。しかし、2015年の制度改正にともない、”放課後児童指導員”という職業が定義され、無資格者である”補助員”との区別がされるようになったのです。
2026年現在は、学童保育には1クラス(子ども40人)につき2名以上の指導員を配置し、うち一人は放課後児童支援員とすることが望ましいとされています。そのため、資格を持っている方、もしくは放課後児童指導員になるための研修を受けられる要件に該当する方の方が就職では有利です。
各都道府県が実施している放課後児童支援員認定資格研修を修了すると、全国の学童保育所で指導員として働くことができます。また、受講するための実務経験は、持っている資格や学歴によって異なります。
上記の資格や経歴がない場合は、児童福祉の現場や学童保育での一定期間の実務経験が必要です。
実際の現場を見てみると、学童保育には未経験からスタートしている人も多くいることが分かります。
過去の経験がまったく別の業種でも、学童保育では強みとなるケースも多いんです。重視されるのは、周囲と協力できるコミュニケーション力や子どもと真剣に向き合える姿勢といった人柄や責任感。
といった方は、ぜひ地域の子育てや暮らしを支える学童保育の仕事に就いてみませんか。

十勝・帯広に特化している求人サイト「TCRU」では、現在学童保育の募集が掲載されています。
学童保育の仕事が気になっている方にぜひチェックしてほしいのが、社会福祉法人 元気の里とかちの募集です。
勤務先は音更町の学童保育所で、小学1年生〜6年生の放課後支援を担当します。主な業務は、子どもたちの活動の見守り・学習や遊びのサポート、おやつの準備、イベント企画・準備、散歩時の引率、清掃など。
研修参加に対するスキルアップ手当もあり、「続けながら成長できる」環境です。詳細は、下のリンクからご確認ください。
TCRUには十勝・帯広に根付いて地域に欠かせない存在になっている企業の求人があなたの応募を待っています。「十勝が大好き」「地域に貢献できる仕事がしたい」と思っている方は、今年は一歩踏み出してみませんか。新しい環境へと進むチャレンジにTCRUも並走します!お気軽にお問い合わせください。