萩原建設工業の若き星、施工管理技士・鈴木大晟
さんの仕事とキャリアパス

Dec. 08
1933

建築施工管理技士となった鈴木大晟さん(20)に密着。仕事とキャリアパスについて聞きました。鈴木さんは、2022年に十勝で最も歴史ある100年企業「萩原建設工業株式会社」に入社した新たな才能です。彼の物語は、ものづくりへの情熱と家族の絆、そして新成人としての成長を映し出しています。そして、若き施工管理技士の日々は、充実と挑戦に満ち溢れていました。元気になる記事です。(TCRU編集部)

ものづくりが好きな工業高校3兄弟

2022年に帯広工業高校を卒業し、総合建設会社「萩原建設工業」に入社したばかりの施工管理技士。それが今回の主人公・地元帯広市出身の鈴木大晟(すずき たいせい)さん(20)です。

男ばかりの3人兄弟の次男として育ちました。幼い頃から兄弟揃ってものづくりに興味があり、3人ともに、帯広工業高校に進学。ぼくは、建築科で学んだ後、施工管理や設計に興味を持ち今に至ります。兄は電気科を出てトヨタ自動車に入社。今では電気自動車関係の仕事に従事し、弟は現役の工業高校生で土木かで土木施工管理を学んでいますよ。まさに工業3兄弟ですよね」と鈴木さん。まさに、ものづくりを愛する家庭で育ったからこその現在なんですね。

萩原建設工業株式会社 - TCRU
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萩原建設工業への道

萩原建設工業は、十勝を代表する100年企業で、鈴木さんにとって同社に入社できたことは、大きな幸運だったそう。鈴木さんは就職活動の頃についてこう話します。

先生に推薦してもらい、皆で面接の練習をしました。その結果、運良く内定をもらえただけですよ」と謙虚に振り返りますが、試験の面接官だった同社役員はこう話します。「彼の潜在能力と将来性は高く評価され、社長を含めて役員からも二重丸でしたよ

在学中に施工管理技士2級も含めた必要な資格をしっかりと取得。そうした姿勢と努力が彼の強みとなったようです。

新社会人としての成長

入社後、鈴木さんは知識と経験を積み重ね、現場での学びを深めています。最初の現場は帯広大谷高校の校舎建て替え工事。「通常、新人がこれほど大きな案件に入ることはないのですが僕は運がいいんです。何より春まで高校生だった僕が高校(校舎)を建設するんですよ。なんだか面白いですよね」と笑った顔には、まだまだあどけなさが残ります。

工業高校で建築を専門に学んできた鈴木さんでしたが、実際の現場ははじめて。「知識も経験もなく、日々、上司や協力会社の諸先輩たちの会話を理解するだけでも苦労しました。専門用語や作業内容の意味がまったく理解できず、悪戦苦闘の毎日でしたよ」(鈴木さん)

一日のスケジュールと充実の毎日

そんな新たな目標に挑む熱き鈴木さんの施工管理技士としての一日を追いかけてみました。

未来を形にする土木施工管理者募集。100年企業でキャリアを築こう! | 萩原建設工業株式会社 - TCRU
当社は創業100年以上の歴史を有する総合建設会社(ゼネコン)で、道内全域で公共土木工事から都市部での建築まで多岐にわたる実績を積み上げています。 公共土木全般(道路・橋・河川・港湾・農業土木)および...
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一日のスケジュール

鈴木さんの1日は朝7:30に始まります。朝礼の準備に始まり、8:00には朝礼でその日の工事内容やスケジュールを共有します。工事が始まると、彼は現場を巡回し、写真撮影や職人への指示出しに忙しい時間を過ごします。昼休憩を挟み、午後は再び現場に戻り、打ち合わせや事務作業に取り組みます。17:00に工事が終了し、事務所での事務作業を経て、17:30には一日の仕事を終えます。

出勤場所については、各建設会社により、一度本社や事務所に出勤してから現場に向かう場合もあれば、自宅から現場へ直行する場合もあります。仕事内容は、その日によって違い、打ち合わせをしたり、巡回したり、事務作業をしたりと、様々です

  1. 7:30:出勤、朝礼の準備
  2. 8:00:朝礼
  3. 8:30:工事スタート、巡回、写真撮影
  4. 12:00:昼休憩
  5. 13:00:昼礼、次の日の作業の打ち合わせ、巡回、事務作業
  6. 17:00:工事終了、事務所で事務作業
  7. 17:30:仕事終了、退勤

仕事のやりがい。まちづくりへの貢献

建築施工管理技士として日々、成長する鈴木さんが感じる仕事のやりがいは、「まちづくりに携われることです。現在は学校建設プロジェクトに参加し、多くの人にとって思い出深い場所を作ることに誇りを持っています。今後も人々の心に残るような場所を創り続けたいんです。それが地元・十勝のゼネコンに入った使命だと思っています」と熱量込めて語ります。

20歳の節目と感謝の心と新たな目標

入社から1年半。20歳を迎えた鈴木さんは、「感謝」という言葉を胸に、これまでの人生を振り返ります。育ててくれた家族、支えてくれた友人や恩師、そして仕事を教えてくれる上司や先輩たちへの感謝の気持ちが彼の成長を支えています。今後については「20歳の節目はスタートだと思っています。これからも多くの現場を経験し、大きな建設現場の管理を任されることが目標です」と意気込みます。

リフレッシュ休暇と仕事とプライベートのバランス

ちなみに、萩原建設工業では、現場が終わるごとにリフレッシュ休暇が5日間与えられます。この休暇は、現場施工を事故なく安全・確実に遂行する施工管理技士たちにとっては、仕事の緊張感から解放される大切な時間です。鈴木さんは、小学校時代から続けるバスケットボールや車のカスタマイズを楽しみ、エネルギーを再充電しているそう。

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当社は創業100年以上の歴史を有する総合建設会社(ゼネコン)で、道内全域で公共土木工事から都市部での建築まで多岐にわたる実績を積み上げています。 当社の建築工事施工管理者は、公共建築物(教育施設・文...
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ちなみに、萩原建設工業には社会人バスケットチームがあり、十勝管内30チームのうち上位に入るほど。「先日は競合チームに肉薄しながら惜しくも決勝で敗れました。僕の体力はバスケで培われました。それと、社会人となり学生時代には感じなかったストレスや仕事の緊張・責任感に打ち勝てたのも、辛いバスケの練習に耐えてきた忍耐力があったからこそだと思います」(鈴木さん)

鈴木大晟さんは、100年の歴史を持つ萩原建設工業で、施工管理技士としてのキャリアを着実に築き上げています。彼の日々の努力と情熱は、建設業界に新たな風を吹き込んでおり、多くの若者にとって、萩原建設工業で働く魅力を感じさせるものとなっているでしょう。鈴木さんのように、施工管理技士としての道を歩みたいと思う人々にとって、彼の物語は大きなインスピレーションとなることは間違いありません。

鈴木 大晟 | スズキ タイセイ

2003年8月生まれ。帯広市出身。帯広工業高校建築科を卒業後、萩原建設工業株式会社に入社。初の現場は「帯広大谷高等学校校舎改築及び改修工事」。趣味は小学校から続けるバスケットボールで社内の社会人チームに所属。

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