北海道・十勝・清水町にある「コスモスファーム」。黒毛和牛を中心に肥育を行う牧場ですが、その魅力は牛を育てるだけにとどまりません。「人を育てる牧場」を掲げ、社員一人ひとりの成長を大切にし、地域と共に歩みながら命を育てています。今回は経営者と社員へのインタビューを通じて、コスモスファームの歴史と現在、そしてここで働くことのリアルな魅力を探りました。
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コスモスファームのルーツは、戦後間もない1950年代にまでさかのぼります。開拓時代、十勝・清水町の厳しい自然環境の中で牛を飼い始めたのが原点です。
牛飼いのノウハウを積み重ねながらも、家族経営の牧場としては常に「新しい挑戦」を選び続けてきました。1990年代以降は肉用牛の肥育を軸に展開し、六次産業化にも積極的に取り組んでいます。受賞歴も数多く、地域を代表する牧場として評価を受けてきました。
その根底にあるのは「牛も人も健やかであってこそ」という考え方。牛舎の環境整備、循環型飼育、そして人材育成への投資が、コスモスファームの現在を形づくっています。
「牛だけでなく、ここで働く人も育ってほしい。牧場は人がいなければ成り立ちません」
経営者が大切にしているのは「命を諦めない」という姿勢。弱った牛を特別牛舎で育てるように、人にも可能性を信じて成長のチャンスを与え続けています。
資格取得のサポート、意見交換会や勉強会の実施、定期健診―牧場という職場が「働く人の未来をつくる場」であるよう、仕組みを整えてきました。
「動物が好き」という気持ちだけで飛び込んだ20代の社員。最初は牛の大きさに圧倒され、世話の大変さに戸惑うこともあったといいます。
「最初は“牛の前に立つだけで怖い”と感じていました。でも毎日世話をしていると、牛の表情やしぐさで調子が分かるようになってくるんです。少しずつ信頼関係ができていくのを感じたとき、この仕事が面白くなりました」
今では給餌や健康チェックを任されるようになり、後輩にアドバイスする立場にまで成長。
「体力的にはきつい日もありますが、牛の成長を見守れるのは何よりのやりがい」と語ります。
別の社員は、十勝で生まれ育ち、一度は都市部で働いた経験を持つ30代。地元に戻って就職先を探す中でコスモスファームに出会いました。
「牛はとても正直で、丁寧に世話をすれば必ず応えてくれる存在。命を預かる責任は大きいですが、それ以上に“自分の手で育てている実感”があります」
また、社員同士の関係性についてもこう話します。
「牧場の仕事はチームワークが大事。忙しい時期はお互い声を掛け合って支え合います。働く仲間と笑い合える瞬間が、この仕事を続けたいと思える理由です」
「牛だけでなく、ここで働く人も育ってほしい。牧場は人がいなければ成り立ちませんから」
経営者が繰り返し語るのは「人を育てる」という言葉。
牛の世話は体力も根気も必要ですが、それ以上に「観察力」と「思いやり」が求められます。
コスモスファームでは、未経験の人材も積極的に採用し、資格取得の支援や勉強会を通じてスキルアップを後押し。経営者自身、「命を諦めない」という姿勢を大切にしており、弱った牛も特別牛舎で世話を続けるなど、日々の現場に理念を反映させています。
こうした取り組みが、牛の健康はもちろん、働く人の負担軽減や快適な職場環境づくりにもつながっています。
地域に支えられ、地域へ恩返しをする。コスモスファームの仕事は、牛を育てるだけでなく、地域の未来をつくる営みでもあります。
経営者の理念と、そこで働く社員の実感が重なり合うことで、コスモスファームは「働く場所」を超えた「生き方を選ぶ場」になっています。
もしあなたが、
そんな思いを抱いているなら、コスモスファームでの仕事がその第一歩になるかもしれません。
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