道路や橋などの公共インフラの設計から、地域のデータを守るITサービスまで。ズコーシャは北海道・十勝を拠点に、まちづくりの土台を65年以上支えてきた総合コンサルタント企業です。
建設コンサルタントと聞く難しそうですが、実際は自由度の高い働き方が整い、安心して挑戦できる風土があります。近年は「コンサル×IT」を軸に、地域課題を技術で解決する挑戦も加速中。「社会の役に立つ仕事がしたい」「まだ自分の可能性を探している」-そんな人に知ってほしい、仕事とキャリアの魅力をお聞きしました。

常務取締役(IT・ 営業統括)。ズコーシャ全体の方向性を描きながら、事業と人材の成長を支える。建設・環境・ITをつなぐ総合コンサルタントとしての未来像を構想している。神戸市出身。大学進学を機に帯広へ移住し、1998年にズコーシャへ入社。専門は植物生態。趣味は、ロードバイク、キャンプ、ゴルフ。

IT事業部部長。自治体向けシステムの開発やデータセンター運営、DX推進を統括。若手に積極的に任せる文化を大切にし、挑戦から学び、成長できるチームづくりに力を注ぐ。清水町出身。情報系専門学校卒業後、札幌のIT企業にて介護施設向けシステムを開発。その後フリーランスとして、医療や警察関連のシステム開発にも携わる。2006年にズコーシャへ入社。趣味はギターとゴルフ。

–ズコーシャの事業の核である「建設コンサル」はどんな仕事ですか?
明石:公共事業の多くは、まず「測量」から始まります。たとえば道路を造る場合、最初に地形を正確に把握し、そのうえで「どこに、どのように造るのが最適か」を検討し、設計を行います。このように、工事に着手する前にデータにもとづき、建設物の最適案を考え、設計図をつくることが主な役割です。
当社は北海道庁や北海道開発局、市町村など自治体の案件が中心ですが、民間からの依頼もあります。測量会社として創業後、ダム・橋梁などの社会インフラを設計する建設コンサルタント業へ事業を拡大し、さらに環境調査やデータセンター運営など、地域のニーズに応える形で領域を広げてきました。現在は236名が働く「総合コンサルタント企業」として、幅広い分野で地域に貢献しています。
当社の大きな特徴は、建設コンサルタント部門とITサービス部門を併せ持っていることです。両方を兼ね備えた会社は道内では当社のみで、全国的にも珍しい存在です。「農業・環境・まちづくり」をテーマに、ITを掛け合わせながら地域課題の解決に日々取り組んでいます。
–「× IT」を担うIT事業部の業務を教えてください。
笹倉:主なお客様は帯広市様をはじめ十勝管内の自治体のほか、訓子府町様などです。自治体向けの基幹システム「総合住民情報システム」を自社で提供しています。
当社は自前のデータセンターを保有し、納税通知書や振込用紙の印刷など、市民生活に直結するデータの保管・処理を行っています。厳重なセキュリティ管理、防火扉、耐震対策、非常用電源など、安全にデータを守るための設備を整えており、胆振東部地震の際も一度も停止することなく稼働しました。地域の情報インフラを支える重要な役割を担っています。

–ズコーシャで特に今、力を入れている業務はありますか?
明石:現在注力しているのは「コンサル × IT」の領域です。創業から65年、当社は必要とされるインフラを造ることで地域に貢献してきました。環境部門も、まだ「環境問題」という言葉が一般的でなかった時代から、その重要性を見据えて立ち上げたものです。IT部門もまた、アナログからデジタルへの大きな転換を見据えて生まれました。
農業でドローンの活用が注目されていますが、農家の方が本当に必要としているのはドローンそのものではなく、農業を改善するための“データ”です。AIも同じで、“AIを使いたい”のではなく“業務を楽にしたい”。当社は技術とITを組み合わせ、こうした本質的な課題解決を支援できます。
笹倉:豪雨で川から海へ流れた木が海岸線に多く溜まり、漁業に悪影響を及ぼすことがあります。これをドローンで計測し、どこにどれほど流木があるかを把握する取り組みを研究機関と連携して進めています。まさにコンサル × ITの強みである“データ化による見える化”を実現した事例です。
明石:また、工事現場の「騒音・振動」をリアルタイムで監視するシステムも開発しました。従来は、基準値を超えた際にすぐ対応できるよう、現場に人が常駐する必要がありましたが、クラウドにデータが自動で蓄積され、基準値に近づくと担当者へ通知が届く仕組みを構築。人を常駐させる必要がなくなりました。
この技術は国交省の新技術情報データベース「NETIS」に登録されました。現在は360度カメラと連携し、現場で何が起きたか映像で確認できる次世代版の開発を進めています。
これらはすべて「住民の安心」「施工者の負担軽減」「行政の効率化」という三方良しの取り組みです。
笹倉:今後さらに力を入れたいのは「DX(デジタルトランスフォーメーション)」です。単に紙をデジタルに置き換えるのではなく、新しい価値や体験そのものを生み出す取り組みです。DXが進めば私たちの仕事のやり方も大きく変わります。IT事業部は地域の未来をつくる中核としてDXを推進していきます。
明石:目指しているのは「社員に愛され、地域に愛される会社」。地域の皆さまに「ズコーシャがあって良かった」と思っていただける価値を、技術で生み出していきます。

–入社後のキャリアパスを教えてください。
明石:当社は建設コンサルタントとして取り扱う領域が道内トップクラスで、さらにIT部門もあります。業務の幅が広いため、「自分のやりたいことを見つけやすい会社」と言えると思います。
実際に、河川の設計として入社した社員が自然環境の専門職に転身した例があります。設計業務で自然環境の知識が必要になり3ヶ月の研修に参加したところ、その面白さに目覚めて、そのまま(笑)
笹倉:IT事業部に配属されたものの、今では顕微鏡でアスベストの調査を担当している社員もいます。
明石:キャリアの幅が非常に広いため、「これが王道」というキャリアパスを一つに決めることは難しいですね。
–人材育成の考え方も聞かせてください。
笹倉:特に若手には、積極的にチャレンジしてもらうことを大切にしています。6月にIT事業部のオフィスをリノベーションしてフリーアドレス制を導入しましたが、その際、誰がどこで仕事をしているか可視化する仕組みづくりを若手メンバーに任せました。
会議室の呼称やレイアウトも社員が考え、業務だけでなく「会社づくり」にも主体的に参加しています。
明石:資格取得のステップも明確に示し、受験費の補助や資格手当の制度など、成長の方向性が見える仕組みを整えました。
働く環境づくりにも社員の声を積極的に反映しています。研究所の休憩室をリノベーションした際には、掘りごたつのあるお座敷スペースやムーミンをモチーフにした壁紙、キッチンスペースまで社員のアイデアで実現しました。
まず、帯広本社の研究所棟新築の際にフリーアドレス制を導入し、つづいて札幌支社、IT事業部にもフリーアドレスを展開しました。来年は営業部も刷新する予定です。
笹倉:集中用ブース、リラックス用ブース、カウンターテーブルなど、働き方や気分に合わせて場所を選べる環境を整えたことで、社員がよりのびのび働けるようになりました。

–ワークライフバランスの取り組みを教えてください。
明石:働き方改革が本格化する前から働き方の見直しに取り組んできました。制度は既に整っており、北海道や経済産業省の認定制度でも高い評価をいただいています。社員が安心して働ける環境をつくることは事業継続に不可欠です。
笹倉:IT事業部はコアタイムなしのフレックス制を導入しており、月の所定労働時間を満たせば勤務時間は自由です。有給休暇は時間単位で取得できるため、家庭や病院などの用事にも柔軟に対応できます。
明石:育児・介護支援制度も整えており、看護休暇や介護休暇も取得しやすい体制です。結婚や出産を理由に退職した女性社員はここ十数年ゼロで、社員が復帰してくれることは、私たちにとって非常に嬉しいことです。

–ズコーシャが求める人材を教えてください。
私たちが求める人物像を一言で言えば、「仕事も遊びも前向きに楽しめる、好奇心旺盛で向上心のある人」 です。
資格取得者や表彰を受けている社員が多いのは、学び続ける姿勢やチャレンジ精神が自然と根づいているからです。そうした仲間が集まることで、会社全体が前向きな雰囲気になります。面白いことに挑戦したい、成長したいという方には、とても働きやすい環境だと思います。
さらに言えば、ポイントは 「いろんなバックグラウンドの人が活躍できること」。建設コンサルタントからITまで幅広い領域で事業を展開しているため、活かせる経験の幅が非常に広いという特徴があります。「自分に合う仕事が見つかる会社」だと自信を持って言えます。
採用ページは「インディ・ジョーンズ」をイメージして作りました。仕事を「宝物」、キャリアをそれを探す「冒険」と捉え、まだ見ぬ自分の可能性に出会う旅をイメージしています。
少しでも興味を持っていただけた方には、ぜひ積極的に応募していただけると嬉しいです。
インフラの設計も、ITも、職場づくりも。
すべての根底に流れているのは、「人の暮らしを良くしたい」というまっすぐな想いでした。
ズコーシャという会社は、静かに、しかし確かに、地域と人の未来をつくり続けています。次にその物語を紡ぐのは、この記事を読んでいる、あなたかもしれません。