屋根職人の仕事に興味があるけれど、具体的にどんな仕事をするのか、どんな人が向いているのか気になりますよね?この記事では、屋根職人の仕事内容や必要な資格、さらに将来性について詳しく解説。屋根職人は、屋根全般の工事を請け負い、建物を守る大切な仕事です。瓦屋根や金属屋根、塗装など、種類によって求められるスキルは異なりますが、その分、自分の得意分野を生かして活躍できる魅力的な職業です。
また、資格を取得して専門知識を深めることで、キャリアアップや安定した収入が見込めます。学歴やキャリアにこだわらず、未経験からでも挑戦できるこの職業。屋根職人を目指す方にとって、この記事がその一歩を踏み出すきっかけとなれば嬉しいです!
屋根職人とは、その名のごとく、屋根全般の工事を請け負う職人を指します。その中でも、屋根工事を請け負う職人のなかでも、今回は金属屋根職人にクローズアップさせます。
金属製の屋根の工事を専門とする職人です。もともとは樋の修理を専門にしている職でしたが、金属屋根の人気の高まりから屋根工事でも技術やスキルを発揮するようになっています。主流となっているスレート屋根は、金属屋根職人でも施工可能です。
屋根工事は、以下の8種類に分類されます。
ふき替え工事は、表面の屋根材の全撤去、下地の交換や補修、新しい屋根材で屋根を覆う、といった作業を行い、屋根を全て交換する工事です。
ふき直し工事は、瓦屋根限定で行われる工事で、屋根の下地全体の補修と交換をします。
重ねぶき工事では、現存する屋根は撤去せずに、その上に新しい屋根を重ねる工事です。
塗装工事は屋根の塗装を塗り替える工事です。
屋根材の修繕工事は屋根材の傷んだ部分だけを修繕・交換する工事です。
漆喰補修・交換工事は、瓦の接着用粘土として使用されている古い漆喰をはがして新しい漆喰に塗り直す工事です。
棟板金交換工事は、スレート・金属屋根が対象となり、屋根頂上にある棟板金を交換する工事です。
雨樋修理・交換工事では、雨樋を修理または交換します。
では、そんな屋根職人はどうやってなるのでしょうか。結論から言うと、屋根職人という仕事に就くには、学歴やキャリア、資格は必要ありせん。
近年、建設業界は深刻な人手不足に陥っており、屋根工事業界もまたそのような状況です。そんな中、職人を確保するためには、未経験者でも積極的に採用し、教育を施して一人前の職人に育て上げる必要があります。そのため多くの建設会社は、学歴やキャリアを問わず求人募集を行っており、積極的に雇用を増やそうとしています。
しかし、屋根職人としてキャリアアップするためには、やはり資格の取得が必要になってきます。専門性の高い資格を取得していれば、社内でのキャリアアップ・給与アップにつながりますし、転職する際も大変有利です。
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まず、瓦屋根関係の資格には以下のようなものがあります。
技能試験と筆記試験に合格しないと交付されない国家資格です。1級の受験資格は、実務経験7年以上、もしくは2級に合格して2年以上の実務経験が必要です。2級は、実務経験として2年以上あれば受験できます。
内閣府所管の全日本瓦工事連盟が認定する資格で、受験には実務経験が3年以上必要です。筆記試験にて、瓦に関する様々な知識を試されます。
全日本瓦工事連盟が認定された人が取得できる「称号」で取得条件は下記となります。
いわば、瓦屋根のプロフェッショナルですね。
次に、屋根塗装をする業者に求められる資格は「塗装技能士」です。国家資格である塗装技能士には「建築」「木工」「金属」「噴霧(ふんむ)」「鋼橋(こうきょう)」の5種類があり、それぞれに1級と2級があります。受験資格は、1級で7年以上の、2級で2年以上の実務経験が必要とされ、試験は学科と実技があります。
屋根の葺き替えやカバー工法には「建築板金」の資格を獲得できるとよいでしょう。建築板金の資格には1〜3級まであり、1級の受験条件は、実務経験7年以上、もしくは2級を合格してから2年以上の実務経験が必要となります。2級なら2年以上の実務経験があれば受験できます。3級は実務経験がなくても受験できてしまいます。
日々の仕事を通じて技術を磨き、積極的に資格の取得に挑戦してみましょう。
では一体、どんな人が屋根職人に向いているのか、簡単ではありますが、ご紹介しましょう。
当たり前ですが、屋根職人は、屋根工事の現場が主な仕事場となります。そのため、足場を組んで高所作業を行う機会が必然的に多くなります。ですから、高所への苦手意識があまりなく、高所作業が得意だという方が、屋根職人に向いているでしょう。
屋根職人は、主に屋外で屋根を現場とした様々な作業を行うほか、扱う資材もそれなりの重量があるため、体力の必要な仕事と言えるでしょう。雨の場合は危険なため作業中断となりますが、夏は暑く、冬は寒い屋外での作業が主となるため、屋根職人の仕事には体力だけでなく、危険を避けるための高い集中力も必要とされます。
上記のように、屋根工事では、細かい作業を丁寧に行う場面がたくさんあります。そのため、細かい作業をコツコツと丁寧に取り組める人も、屋根職人に向いていると言えます。
屋根職人は建築会社や工務店が主となりますが、そこで心配になるのが、現在の日本は少子高齢化が進み、人口減少の時代に入っているということ。つまり、そうした状況から「新築物件の案件が減って、屋根職人の仕事も減っていくのではないか」と心配する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、不況や人口減少により、新築物件の仕事が減ってしまう可能性は大いにある状況といえます。しかし、それでも屋根職人の仕事がなくなることはないと言えるのです。
なぜか?新築物件が減っても、メンテナンスやリフォーム工事の需要が安定して発生するからです。どのような建物にも耐用年数(寿命)があるので、一定の間隔でのメンテナンスが必要になります。たとえば、瓦が剥がれ落ちた、屋根材にヒビが入った、屋根から水漏れがしている、などといったトラブルは必ず発生するので、それを補修する需要が生まれます。また、そうしたトラブルが起こる前に定期的なメンテナンスが必要にもなります。なので、たとえ不況であっても、住宅の安全確保のために定期メンテナンスやリフォームの依頼は入ってくるのです。
また、より築年数が経過した建物については、建て替えによる屋根工事の需要も発生します。人が生活を続ける限り建物は必要とされ、新築・リフォームを問わず屋根工事の需要がなくなることはありません。ですから、屋根職人は安定して働ける職種といえるのです。
総合すると、屋根職人は、今のところ需要が完全になくなるような仕事ではないうえに、学歴やキャリアを問わず就職でき、かつ実力によってキャリアアップや待遇の向上を見込める仕事だということがお分かりいただけたと思います。もし少しでも気になっていただけたなら、ぜひとも求人を探してみてはいかがでしょうか。
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「Reルーフ」は、三浦工業が独自に開発した、画期的な防水屋根工法です。この工法では、ポリ塩化ビニル樹脂を被覆した鋼板を使用し、従来の鋼板よりも耐食性、耐候性、そして防水性が大幅に向上しました。
また、熱融着を用いて鋼板同士を一体化させることで、漏水のリスクを最小限に抑えることができます。さらに、この技術は既存の屋根に重ねて施工することが可能で、ゴミを最小限に抑え、短期間で工事が完了するというメリットがあります。このような持続可能な工法が、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献し、地域環境にも優しい施工を実現しています。
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