大正7年の創業以来、十勝で最も歴史と伝統を誇る萩原建設工業。百年企業たる所以は、地域社会への貢献と革新的な建築でその名を馳せ、若手社員の意欲と成長が企業の動力源となっているからこそ。そして、創業200年に向けて新しい時代に求められる斬新なアイデアと熱意を持つ従業員が、変わりゆく建築業界でのチャレンジを支えています。今回は、そんな未来を担う一人、建築部設計課に所属する鈴木琉久さん(24歳)の仕事への情熱と日々の奮闘をご紹介するとともに、企業の未来と彼のキャリアの展望に迫ります。
子どもの頃から絵を描くことや工作が好きで、それが高じて建築士を目指すようになりました。中学卒業後は、生まれ育った士幌町を出て、釧路高専に進学。卒業後は室蘭工業大学に進みました。
建築を学ぶなかで、多くの企業を見てきましたが、萩原建設工業の持つ歴史と地域への深い貢献に惹かれ、ここならば理想のキャリアを築けると感じたんです。何より、地元十勝で有名な建築物や大型案件と言えば、萩原建設工業が請け負っていましたから、知らず知らずのうちに、社名が刷り込まれ、「こんな建築物を萩原建設工業で建てたい」と思っていたことも事実ですね。
入社初年度は施工管理を担当し、現場での厳しい環境の中で多くを学びました。その後、設計課に配属され、最先端の3D CADソフトを駆使して公共施設など、様々なプロジェクトに挑戦しています。毎日が成長の連続で、非常に充実していますよ。
ゼネコンに入社してすぐは、ベテランの職人さんたちの背中を見て覚えるイメージがあったんですが、予想は大外れ。皆さん、すごく優しくて大きな声で怒られたり、理不尽なことで叱られることが全くなかったんです。
もちろん、安全面に関しては厳しく指導されたり、工期を守ることに専念している姿からは真剣味を感じます。ただし、全ての事柄には意味があり、それらをしっかりと説明してくれるので、納得したうえで仕事を進められるので、まさにプロフェッショナルな世界ですよ!
子どものころからのイメージ通り、幼稚園や事務所棟から大型案件、特殊な神社まで、いろいろな設計に携われることでしょうか。自分が携わった建物が完成し、そこで仕事をする人、学ぶ人、生活する人などを思い浮かべると自分の仕事が社会に直接的に貢献していると実感できます。
子どもが大好きで、子どもたちが喜ぶような施設を設計していきたいです。彼らの無邪気な反応や行動パターンは直接的で、子どもたちの直感的な行動を設計に取り入れることで、利用する子どもたちの新たな発想や行動に影響を及ぼすことができれば、建築士として、の大きな喜びになるんじゃないかと、今から想像しちゃうんです。
一級建築士の資格を取得することが最優先の目標です。そして、自分の設計した建物で地域を豊かにしたい。特に地元帯広で、教育や文化の発展に寄与する施設を手がけることが夢です。その前に、資格を取得すると同時に、設計課において頼られる存在になりたいですね。
冬は趣味のスノーボードに明け暮れています。それとフットサルも欠かせません。萩原建設工業にフットサルチームもできたんです。
あとは、できるだけ親孝行をしていきたいと思っています。学生時代に親元を離れた際に、無口な父が突然「設計をするにはパソコンが必要じゃないのか」と電話をしてきて、買ってくれたことがあったんです。その後も、困り事があるたびに、タイミングよく電話をかけてきては助けてくれるんです。親の有難みと、親の子を思う気持ちの凄さを感じました。社会人となり、年を老いていく親を助けられたらなと思っています。
萩原建設工業での経験は、単に建築技術を磨くだけでなく、社会に貢献する実感を得る場です。ここでは、一人ひとりがその夢を実現できる支援を受けながら、私たちの地域や社会全体に影響を与える仕事をしています。もし建築に情熱を持ち、何か大きなことを成し遂げたいと考えているなら、萩原建設工業は最高の選択肢だと思います。私たちと一緒に、意義あるキャリアを築き、未来の地図に新しい線を引いていきましょう。
それと、バスケットボールやフットサル、サッカー、スキーなど部活動が盛んで、会社もそれを応援してくれるので、スポーツ好きにはたまらない職場ですよ。もう一つ!宇宙ビジネスやベンチャー企業への支援や海外進出など、地方のゼネコンとは思えないほど、新しい挑戦を続ける老舗建設工業なんて珍しいと思うんです。しかも、若手社員にそれを任せてくれるので、野心的な人には最高の舞台になるんではないでしょうか。
2000年2月7日生まれ。士幌町出身。釧路高専建築学科卒、室蘭工業大学建築社会基盤系学科へ編入。2022年4月1日、萩原建設工業入社。工務課で1年間の施工管理を経て、2023年に建築部設計課へ配属。設計士として設計業務に携わる。趣味はスノーボード、フットサル、スニーカー集め。休日はサウナでカラダのメンテナンス。ひまわり温泉が大好き。